月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

ある日雨の家で

2020-09-14 22:46:00 | コロナ禍日記 2020

 

 



 

7月3日(金曜日)雨

 

朝8時に起きる。きょうはパパさんがテレワークで家にいる。

朝食には、オールブランと京都スマートコーヒーの珈琲。和歌山産のもも。山形さくらんぼ

 

リビングを清掃、片づけをしばらくする。

Nの部屋でヨガと瞑想15分。

 

ジュンパ・ラヒリさんの小説に続いて、エッセイを読む。「べつの言葉で」。たちまち引きこまれ、読み飛ばさないように1章ずつ大切に、大切に読む。

 

 

 お昼ごはんは、いかすみのスパゲティにした。にんにくをみじん切りにして、たまねぎとともにオリーブオイルで炒めて、冷凍していたスープをいれ、白ワイン、スパゲティのゆで汁、いかとエビを少しいれる。いかすみのペーストをいれて、おしまいに塩こしょうをして味をみる。盛りつけたあとにレモン汁、オリーブオイルをまわしかけてテーブルに。

 

Nが東京へ帰ってしまったので静かな生活がふたたび戻ってきた。

 

午後。原稿をかいていて眠くなり、するするっと布団のなかに入り込み、30分の仮眠のつもりが、1時間半も寝ていた。

おかげですっくきりして、存分に原稿を書く。少し進んだ。

寝室の鏡台のうえで、書いていたが盛大な雨が、雨音とともに強く衝動的に叩きつけカーテンをゆらゆら揺らすので、仕事部屋にパソコンを移し替えて、8時半まで3時間。

仕事中、原稿を書いている時には、耳のことなどさして気にも留めていないようでありながら(それは気のせい)、どうやら雨音の中では、気持ちが落ち着いて原稿を書く集中力が持続することに、きょう、気づいた。(雪が降っていればもっとはかどる)

 

目とともに耳も働いていて、三半規管が癒やされて、精神の調整役をかって出ているのである。

 

夕ごはんには、鶏肉のからあげ。(にんにくとたまねぎをすりおろして、しょうゆと酒をいれてつけた、揚げたもの)。万願寺とうらがらしの素揚げ。

きゃべつの千切りとトマトのサラダ、新たまねぎドレッシングで。納豆。もづく酢。一番小さな一番搾りの缶ビールを、厚めのワイングラスに入れて飲んだ。

 

夜は、寝室で雨音をききながら日記を書き、本を読む。

おやつには、水無月を。今年2回め。

夜中。過去の日記を1本アップ。お風呂の湯をためて、本をもって入る。

2時に就寝。