聖典は、私たちの真実とは「アートマン（真我、存在、知）であり、
「ブランマン（普遍の存在）」であるといいます。
それは始まりもなく、終わりもない、永遠で純粋なる存在と知の源。
夢は"私"というひとつの存在から生まれ、私の中で展開し、目覚めた時また"私"に戻る世界です。
夢の世界がどんなにドラマチックに展開しても、本当の"私"は一切それとは関わりありません。
夢の中の出来事、夢の中の関係や役割、夢の中の仕事、状況、問題、苦悩・・・。
目覚めた"私"は、夢に一切傷つけられることも、汚されることもありません。
本当の"私"は夢と無関係でありながら、夢の世界のすべてを存在させ、夢の全てを創り出し、
夢の世界のあらゆるものに満ちています。
同じように、この世界は一見リアルにみえます。
でも本当に変わらずに存在しているのはアートマン＝ブランマンだけ。
あとは、すべて変わりゆく現象の世界です。
起きていても、寝ていても、怒っていても、笑っても、幼かった時から大人になった今まででも、何が起きても”私がいる”ことは変わりません。
この変わらない確かさが、私たちの真実です。
真実を知れば、この世界のすべてはドラマのようなものといいます。
もし、今そんなドラマの世界に行き詰まり、苦しみ、出口すら見えないと思ったら、視点を変えて、苦悩を笑ってみましょう。
＊＊バガヴァッドギーターカード＊＊
