神戸製鋼は”くそ”やね と、今どきの汚い言葉で言うとそうなるよ。
今まで、大企業での不正だの隠ぺいだの欠陥だのが発覚して来た時は、そういうのは余程のことであって
日本の製造業全体がそんな訳は無いと、ある意味信じて来たのだが、もうそんな思いなんかどこかへ
吹っ飛んだ。
”大企業だから信頼出来る””品質が良いはず””上等なはず””だから高いんだ”な~んて、バカなことを
思って来たもんだと、自分の大企業崇拝体質がつくづくイヤになる。
日本の製品が優秀だ?日本製は優れている?技術立国の神話が泣くよね。
私が勤めている会社は設備機械を作っているメーカー。
もっと言えば、生産ラインの中の設備。
会社自体は中小企業とも呼べないほどの小さな会社だが、何故だかお客様がぜ~んぶ超一流。
日本で知らない人が居ない位の大企業ばかり。ほんとに。それも直。
小さいながら、そういうお客様とお付き合いが出来ると言うことは、本当に会社にとっての財産だ。
教わることが多い。超一流のやり方を教われるんだから。私の師匠はお客様だったよ本当に。
自動機械を作っているので、設計して製作して、自社で動かして試運転調整して、そしてお客様に
見て戴く。
お客様の工場へ搬入据付する前に、”出荷検収立会検査”ってものがある訳。
お客様が実物を見て調べて、『はい、これなら入れてもいいですよ』と言ってもらわなければ納めること
出来ない。
勿論お客様が来られるまでには社内で検査・テストはするよ。
昔、社員数が結構多くて、中小企業と呼べた頃は、品証だの品管だのの部署があった。
でも今はそんなの無いから、設計と製造とが一緒になってチェックする。
検査報告書にメカ的な数値や制御の数値を自分たちが独自に計測したものを記入していくんだけれど、
それは、設計値に対してとか、JIS規格だとか、使用部品のメーカーの基準値だとか、そういうものに対して
実測値はこうですと言う記載になる。
フォーマットは勿論オリジナル。
これね、今回つくづく思ったけれど、私たちは絶対嘘の数字は書かないんだよね。
”通らないから改ざんしよう” これ絶対無い。
営業の私でも、出来上がった検査報告書見て、ここのこの数字がおかしいとか、ここがクリア出来ていない
とか一応言うし、何で?と聞くし。
±いくらまでが許容範囲と言うのがあって、その範囲に入って無いものも時々は有ったりする。
そんな時は、何度も何度もやり直す、測り直す。でも望ましい数字が出ないことはある。
何でクリア出来ていないの?理由は?原因は?ちゃんとお客様に説明がつくのか?とか、現地で実際の
スピードで運転すれば問題無いのか?とか皆で話し合い確認するよ。
そうでなければお客様来られた時に絶対突っ込まれるの分かっているから。
ちゃんと説明がつかないのに数字がおかしかったら、はっきり言って立会検査が終わらない。
お客様帰られない。泊まって翌日条件を変えてもう一度やりましょうってことになる。
だから私たちは嘘はつかないし改ざんなんかしないし、愚直に真面目に検査をやる。
でもそれがメーカーとして当たり前の姿だとずっと思って来たし、お客様も勿論手を抜かないし容赦しないし。
最近は安全のこと特に厳しい。どんどんどんどん安全カテゴリーが上がって行く。
一歩間違えば事故につながる。人の命に関わる。だからお客様も私たちも真剣だ。
うちの会社小さいけれど、やることちゃんとやるからって(当たり前のことだけど)結構お客様の信頼は
厚いと思う。だから大企業のお客様も相手にして下さるんだろう。有り難いこと。
私たち勿論、鉄・SUS・アルミ・樹脂何でも材料として使うけれど、その材質だの強度だのは、メーカーを
信じて厚みや幅・長さを決めている訳だから。
これだけの強度があるはずと思って使っているものが、使用頻度の割に早く摩耗しただの何故か折損しただの
になっても、粗悪品だった なんて分からないものね。
そうなると製作精度が悪かったのか?はたまた組付けか?とか、ちゃんと検査したのか?と言う話にまで
さかのぼる。設計、強度計算間違ってない?とか。
えらい迷惑な話だ。それ位原材料って大事なんだ。
私は個人的な買い物はデパートが好きなんだけれど、それは何故かと言うと”信頼出来る”と言うことの
他に、何かあった時に”補償をちゃんとしてくれるはず”と言うのがある。
大手なら、決して不細工な対応はしないだろうと言う思い。
その”補償”と言う意味で言えば確かに大手はきちんとしているかも。
でも”信頼出来る”は大きい小さい関係ないかもねと、最近思うわ。
小さいところでも良いもの造るところいっぱいあるし、もしかしたら大手より丁寧かも。
あまり大企業だとか大手だとか、そういうことに惑わされてはいけないね・・・とつくづく思わせてくれたよ
神戸製鋼が。
鋼材に限らず造られたものは何だって丁寧が一番だ。そして”心”よ。
神戸製鋼のバカで間抜けな役員じゃなくて、もの造りの現場で作業して来た人たち。
製造部門に携わって来た人たち。
その人たちはきっと、自分たちの作るものが世界一だと信じてやって来たんじゃないのだろうか。
最高の品質を世の中に送り出していると自負していたんじゃないのだろうか。
そんな彼らの誇りまでもを打ち砕く愚行よね。
てか、何十年も隠ぺいしていたなんてさ、誰もおかしいとかアカンだろとか言わなかったと言うのが
不思議で仕方ないよ。腐ってたんだね。
知っていて口をつぐんでいた人たちは、まともな神経していなかったんだろうね。
ご愁傷様。
今まで、大企業での不正だの隠ぺいだの欠陥だのが発覚して来た時は、そういうのは余程のことであって
日本の製造業全体がそんな訳は無いと、ある意味信じて来たのだが、もうそんな思いなんかどこかへ
吹っ飛んだ。
”大企業だから信頼出来る””品質が良いはず””上等なはず””だから高いんだ”な~んて、バカなことを
思って来たもんだと、自分の大企業崇拝体質がつくづくイヤになる。
日本の製品が優秀だ?日本製は優れている?技術立国の神話が泣くよね。
私が勤めている会社は設備機械を作っているメーカー。
もっと言えば、生産ラインの中の設備。
会社自体は中小企業とも呼べないほどの小さな会社だが、何故だかお客様がぜ~んぶ超一流。
日本で知らない人が居ない位の大企業ばかり。ほんとに。それも直。
小さいながら、そういうお客様とお付き合いが出来ると言うことは、本当に会社にとっての財産だ。
教わることが多い。超一流のやり方を教われるんだから。私の師匠はお客様だったよ本当に。
自動機械を作っているので、設計して製作して、自社で動かして試運転調整して、そしてお客様に
見て戴く。
お客様の工場へ搬入据付する前に、”出荷検収立会検査”ってものがある訳。
お客様が実物を見て調べて、『はい、これなら入れてもいいですよ』と言ってもらわなければ納めること
出来ない。
勿論お客様が来られるまでには社内で検査・テストはするよ。
昔、社員数が結構多くて、中小企業と呼べた頃は、品証だの品管だのの部署があった。
でも今はそんなの無いから、設計と製造とが一緒になってチェックする。
検査報告書にメカ的な数値や制御の数値を自分たちが独自に計測したものを記入していくんだけれど、
それは、設計値に対してとか、JIS規格だとか、使用部品のメーカーの基準値だとか、そういうものに対して
実測値はこうですと言う記載になる。
フォーマットは勿論オリジナル。
これね、今回つくづく思ったけれど、私たちは絶対嘘の数字は書かないんだよね。
”通らないから改ざんしよう” これ絶対無い。
営業の私でも、出来上がった検査報告書見て、ここのこの数字がおかしいとか、ここがクリア出来ていない
とか一応言うし、何で?と聞くし。
±いくらまでが許容範囲と言うのがあって、その範囲に入って無いものも時々は有ったりする。
そんな時は、何度も何度もやり直す、測り直す。でも望ましい数字が出ないことはある。
何でクリア出来ていないの?理由は?原因は?ちゃんとお客様に説明がつくのか?とか、現地で実際の
スピードで運転すれば問題無いのか?とか皆で話し合い確認するよ。
そうでなければお客様来られた時に絶対突っ込まれるの分かっているから。
ちゃんと説明がつかないのに数字がおかしかったら、はっきり言って立会検査が終わらない。
お客様帰られない。泊まって翌日条件を変えてもう一度やりましょうってことになる。
だから私たちは嘘はつかないし改ざんなんかしないし、愚直に真面目に検査をやる。
でもそれがメーカーとして当たり前の姿だとずっと思って来たし、お客様も勿論手を抜かないし容赦しないし。
最近は安全のこと特に厳しい。どんどんどんどん安全カテゴリーが上がって行く。
一歩間違えば事故につながる。人の命に関わる。だからお客様も私たちも真剣だ。
うちの会社小さいけれど、やることちゃんとやるからって(当たり前のことだけど)結構お客様の信頼は
厚いと思う。だから大企業のお客様も相手にして下さるんだろう。有り難いこと。
私たち勿論、鉄・SUS・アルミ・樹脂何でも材料として使うけれど、その材質だの強度だのは、メーカーを
信じて厚みや幅・長さを決めている訳だから。
これだけの強度があるはずと思って使っているものが、使用頻度の割に早く摩耗しただの何故か折損しただの
になっても、粗悪品だった なんて分からないものね。
そうなると製作精度が悪かったのか?はたまた組付けか?とか、ちゃんと検査したのか?と言う話にまで
さかのぼる。設計、強度計算間違ってない?とか。
えらい迷惑な話だ。それ位原材料って大事なんだ。
私は個人的な買い物はデパートが好きなんだけれど、それは何故かと言うと”信頼出来る”と言うことの
他に、何かあった時に”補償をちゃんとしてくれるはず”と言うのがある。
大手なら、決して不細工な対応はしないだろうと言う思い。
その”補償”と言う意味で言えば確かに大手はきちんとしているかも。
でも”信頼出来る”は大きい小さい関係ないかもねと、最近思うわ。
小さいところでも良いもの造るところいっぱいあるし、もしかしたら大手より丁寧かも。
あまり大企業だとか大手だとか、そういうことに惑わされてはいけないね・・・とつくづく思わせてくれたよ
神戸製鋼が。
鋼材に限らず造られたものは何だって丁寧が一番だ。そして”心”よ。
神戸製鋼のバカで間抜けな役員じゃなくて、もの造りの現場で作業して来た人たち。
製造部門に携わって来た人たち。
その人たちはきっと、自分たちの作るものが世界一だと信じてやって来たんじゃないのだろうか。
最高の品質を世の中に送り出していると自負していたんじゃないのだろうか。
そんな彼らの誇りまでもを打ち砕く愚行よね。
てか、何十年も隠ぺいしていたなんてさ、誰もおかしいとかアカンだろとか言わなかったと言うのが
不思議で仕方ないよ。腐ってたんだね。
知っていて口をつぐんでいた人たちは、まともな神経していなかったんだろうね。
ご愁傷様。