『半沢直樹』。今、凄く楽しみにしている。日曜日が待ち遠しい。
『下町ロケット』も好きだったが、『半沢直樹』は前回超面白かった分、やっと戻って来ましたか・・
と言う思い。
勿論、面白いしテンポが良くって話がどんどん進み、あっという間の1時間。『あーあ、もう終わって
しまった💧 又1週間待たなければならない。長いなぁ・・・』と、終わった途端は気分が落ち込む。
ただ今回、”オーバー”になってない?と思うのだけれど。
香川照之さん演じる大和田常務(今回も常務?)につられて?負けじと?半沢直樹さんだか堺雅人さん
だか最早判らないが、までがお芝居過激になってない?そして今回新たに参加の猿之助さん演じる伊佐山
部長。正直2人はしつこいと思う。お腹いっぱいよ。歌舞伎調は香川さんだけでいいのではないか?と。
2人が同じような演技をすれば暑苦しくて仕方ない。濃過ぎる。何なの?あの『ぐぐぐぅ・・まことぉにぃ・・
あいすいませぇんでしぃたぁぁぁぁ・・・』は。やり過ぎだよと吹き出しそうになる。
やっぱり香川さんの方が上手いなぁ・・・と自分は思う。
皆が皆怒鳴り合ってて、うるさくって、本当に銀行は証券会社はこんななの?と思ってしまうわ。
まあドラマだしエンターテインメントだと割り切っては観ているが。
ダマし合い・足の引っ張り合い初め、ドロドロの世界をこれでもかと言うくらい見せてくれるが、
半沢直樹が主人公の勧善懲悪の世界だから最終的には安心して観ていられる。
ひとつの案件を終わらせて次の仕事へと取り掛かる半沢直樹は、観ていてホント”次の戦場へ!”って感じで
カッコいい。
半沢直樹にとって職場は戦場、仕事は戦いなんだよね。今の若い人たち、どんな思いでこれ観てるんだろ。
私にとっては、いいセリフがいっぱいだ。
・戦うのに信念さえ持っていれば問題無い・自分の型を持つ・自分の構えを崩すな
・正しいことを正しいと言えること・組織の常識と世間の常識が一致していること
・ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること・仕事は自分の為だけではなく客の為
引いては世の中の為に・自分の為だけに仕事をしていると内向きで卑屈で醜く歪んで行く
・どんな場所であっても、大企業の看板無くしても輝く人材こそ本もの。真に優秀な人材というのは
そう言うもののことを言う
・勝ち組負け組と言う言葉がキライ・どんな会社に居てもどんな仕事をしていてもプライドを持って
日々奮闘し達成感を得ている人のことを本当の勝ち組という
当たり前のことが当たり前に通らない世の中だからこそ、こういう言葉が一層光るのだろうし、
真面目に努力し成果をあげる人こそが正当に評価されるべきなのに、必ずしもそうはならない
理不尽な世の中の有りように怒る人々が、このドラマを観て半沢直樹の活躍を見て、留飲を下げる。
次の案件の、社会的意義があるのだ公共交通機関であるだの、帝國航空が無ければこの国の運輸は
成り立たないだのとぐだぐだい言いながら、平気で赤字垂れ流している帝國航空の幹部に半沢が
言った言葉。
”公共交通機関である前に一民間企業である。世の中の為になっているから赤字でも良いと言う考えは
間違っている” これもスカッとしたわ。
これ、どこかのエアラインの話だね。民間企業でありながら、実は親方日の丸意識だったってこと。
ドラマはどうなるのか知らないが、現実は経営破綻しながら公的資金を注入してもらった。
ライバルのもう1社が企業努力をしているのに比べればとても不公平な話だと私は思った。
半沢直樹じゃないけれど、ひたむきで誠実で努力し成果を上げる人が企業が正当に評価される
世の中であって欲しいとマジ思う。