雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

私にとっては人間坂本龍一なのだ。特にファンだった訳でもないのに寂しいよ

2023-04-06 20:47:09 | 芸能

坂本龍一さんが亡くなったでしょ。ニュース観た時、ちょっと信じられない気持ちだった。

特に好きだったとかファンだったと言う訳では無いのだけれど、私の中ではあの人は何故か死なない人だった。

勿論、病気のことは知ってはいたけれど、例え少し痩せたとしても、何となく病気と共存しながら、

細く長く、音楽を作って行く人だと、そんな風に感じていた。なので、そう簡単には消えないと。

出た頃はやはり驚きはしたね。ふうん・・・これが音楽か・・・と。最初の頃は何となく高ビーと言うより

カッコつけてる?クールを装ってる?なんて考えたりもしたけれど、元々が騒がしい人じゃないからね。

教授と言う呼び名もあってた気がする。

 

もう何十年も前よ。私はアメリカへ行く飛行機の中で坂本龍一さんと遭遇している。その時は何故だか

私、ビジネスクラスだった。詳細は省くが坂本龍一さんはファーストクラス。その仕切のカーテンが

スッと開いて男性が入って来た。えっ!?えっ!???坂本龍一?だよね?ただただ驚いて呆然と見ていた。

ビジネスクラスに用事があったらしい。アメリカのエアラインだったので乗務員は皆英語。坂本さんはペラペラ。

それ以降・・・映画を観ても音楽を聴いても、あの時見た人間坂本龍一が頭をよぎる。だから坂本さんは私に

とってはテクノポップの、YMOの、坂本龍一では無かった。あの時飛行機の中で見た人が、私にとっての坂本龍一。

ジャンル問わず独自の音楽を生み出して、余計なことも言わない物静かな”大人”と言うイメージだった。

何だか、とても寂しい気がする。悲しいな。何で?って思ってしまう。特にファンだった訳でもないのに。

ああ、同学年だった。向こうは私を知らんけど。やはり時代を象徴する大物だったことには違いない。

安らかに・・そしてあちらの世界ででも音楽に包まれていてください。


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