水曜日から3泊で四国の事業所に出張し、今日の午後帰った。
2月に2泊3日を2回、そして今回の3泊4日。なかなかきつかったが、昨日のFATでやっと
今回の四国行きは終了。
しんどいけれど、これも好きでやっている仕事なのだから仕方ない。
そして仕事やっている以上は、仕事量があるだけで有難い。
今回珍しく、品質管理のHさんが同じように3泊4日で滞在。FAT用の資料と完成図書作成準備と
動画撮影等々で。えらく熱心。
そこで私は聞いた。『何で今回こんなに熱心に資料作ってくれるのですか?』と。
というのが、品管は完成図書(取説)はモレなく作ってくれるが、FAT(出荷検収立会検査)用の
報告書はHさんの気分?判断?で案件によって作ったり作らなかったり。本当はそんな差別
アカンに決ってるが、それは社内では有名な話だった。Hさんの好き嫌いと、品管3人しか居ない
ので手が回らないのも事実。
なので過去私は、依頼しても全く無視・スルーされて来て、自分のお客さんの検査報告書は
自分でお粗末なものを作成して来た。
零細企業ってそんなもの てか、うちだけ?言うことや決まりごと聞かなくても、それで通る人もいる。
私は今の会社に入った頃はこのHさんに、相当嫌がらせをされたものだった。だから大嫌いだった。
先のHさんの答え。
私がこのコロナ禍で仕事が減っている中、たくさん受注して会社に貢献しているからだと。
ふうん・・・分かりやすい人だ。確かに正論?だし、そう言われて悪い気はしないが、
気持ちいい位はっきりモノ言うね。
ポリシーかなんか知らんけど、今まで邪険にして相手にもしなかった私の案件で、手のひら返すが
ごとくの丁寧な対応の豹変ぶりで、そこまで徹底していたらある意味立派だわ。
さすが品管、とっても立派なバリデーション資料作ってくれた。
FATはお客様、コロナ蔓延している中、会社から出張の許可が下りなかったとかでWebになった。
機械見せたり、運転したり、打合せしたり で客先工場長がお直し項目など指摘されている終盤に
差し掛かった頃、先方の社長がふらりと会議室に入って来られた。
『〇〇さーん!〇〇さーん!あなた声は聞こえるけど姿見えないよ~』と私に仰る。
画面切り替えて挨拶して手を振った。『昨日、送ってくれた動画観たよ。巧く出来ているねぇ、
ありがとう。14日待ってるからね』etc.14日に搬入の予定なので。
そのことを後で品管のHさんが私に言う。『社長とえらく仲が良いんだね』と。
『当ったり前ですやん!社長、私のこと好きなんですよ』
好きだけで仕事下さっている訳では勿論ないが。設計やメカ電気皆の協力があってこそ喜んで
いただける機械が出来上がる。いくら営業が仕事獲っても、満足行く機械に仕上がらなければ
次が無い訳で。だから、その技術力には感心する。自分の営業の力なんて微々たるものだ。
そこまで気に入られるとは大したものだとHさんは言ってくれたが、まあ確かにラッキーよ。
このお客様には今年、あとまだ2ライン分の設備納入があるのだ。金額もデカい。
これを有難いと言わずして何と言う?
しんどいだの歳だの言っていたら罰が当たる。又力振り絞って頑張るわ。
老後の過ごし方も色々あるだろう。優雅に時間を過ごす人も、趣味で楽しむ人も、相変わらず
生活に追われる人も。みんなそれなりに自分に合った生き方で良いんじゃない?と思う。
事情も色々だろうし。
この歳まで仕事しているなんて・・と気の毒に思ってくれる人もいるかも知れないが、とんでもない!
少なくとも私は不幸ではない。