問わず語りの...

流れに任せて

12月14日は忠臣蔵の日

2024-12-14 03:47:17 | 時代劇

時は元禄15年12月14日夜半。江戸本所松坂町の吉良屋敷に討ちいったのは、元赤穂浅野家筆頭家老・大石内蔵助率いる赤穂義士たち総勢47名。

 

 

目指すは吉良上野介の首一つ。

 

 

太平の世に起きた前代未聞の大事件、「赤穂事件」を題材とした物語は、数えきれないほど何度も何度も、エンタメの題材とされてきました。

 

 

日本人なら誰でも知っている……はずでしたが、近年ではそうでもないらしく、若い人には知らない人も多いらしい。

 

 

時代劇が作られなくなったこと、それと「復讐劇」ということが現代の価値観に合わなくなった、ということもあるかもしれませんね。

 

 

 

しかし、忠臣蔵は単なる復讐劇なのか、と考えると、必ずしもそうとは言えないのではないだろうか。

 

 

元禄時代は完全なる太平の世。平和な世の中にあって武士は完全な「役人」と化し、刀を腰に差してはいても、人を斬ったことはもちろん、抜いたことさえない者たちがほとんどでした。

 

 

武ばった行動や物言いは「ダサい」とさえされた。そんな時代に敢えて昔ながらの武士の道を貫こうとした男たちの物語。

 

 

武士とは何なのか。日本人にとって「武士道」とはどのような意味を持つのか。

 

 

掘り下げ方次第で、まだまだ面白い物語を紡ぐことはできる。

 

 

そう思います。

 

 

復讐するとかしないとか、そうしたことはエンタメ性を盛り上げるための一つの要素に過ぎない。

 

 

大事なことは、もっと深いところにあるような気がする。

 

 

 

日本人を日本人たらしめている、精神的「支柱」の一部とでも、言ったらよいだろうか。

 

 

 

まあ、そんなよくわからない理屈はともかくとして

 

 

やっぱり忠臣蔵って、物語として面白いのよ。

 

 

 

もっと観て欲しいし

 

 

知って欲しいです。

 

 

 

 

 

映画『忠臣蔵 櫻花の巻、菊花の巻』予告編

大石内蔵助に片岡千恵蔵。浅野内匠頭に中村錦之助。

脇坂淡路守には市川右太衛門。吉良上野介には進藤英太郎。

 

 

その他、大川橋蔵。東千代之介。大友柳太郎。北大路欣也。美空ひばり。

月形龍之介。山形勲。里見浩太朗。小暮美千代。大河内傳次郎。等々。

 

オールスター・キャストですな。

 

 

なんだかんだ言っても、やっぱりこれだね。

 

 

 

オーソドックスな忠臣蔵が、一番良い。

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2024年度ヨコハマ映画祭ベストテン第2位

2024-12-05 04:15:58 | 時代劇

 

 

特定のスポンサーを付けない、一般の映画ファンによって開催される映画祭ということで、映画ファンの自由意思が、かなり反映されている賞だといえるでしょう。

 

 

そのヨコハマ映画祭の2024年度ベストテンの第2位に、

 

 

我らが『侍タイムスリッパー』が選出されました!

 

 

めでたい!!👏👏👏👏👏👏🎉🎉🎉🎉🧨🧨🧨🧨

 

 

 

映画賞レース、始まってますよ。我らが侍タイ、どこまでいきますか。

 

 

楽しくなってきたよ~。😁 

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山口馬木也の佇まい

2024-12-02 03:46:08 | 時代劇

 

 

 

お正月は山口馬木也と共に、どうですか?

 

 

今年は時代劇の年といっても過言ではなかったし、なかでも山口馬木也さんの人気急上昇は、驚きつつも大変うれしいことでした。

 

 

色々妄想も膨らんできます(笑)。馬木也さんにどんな役をやらせたいか?そうだねえ、『雨あがる』の主役にしてリメイクするのも面白そうだし、池波先生作品ならば、やはり『真田太平記』の真田雪村(信繁)かな。主役よ、主役。

 

 

『忠臣蔵』なら不破数右衛門がいいな。堀部安兵衛?いや、やっぱり数右衛門でしょ!

 

で、小林平八郎が冨家ノリマサさん!この二人の殺陣再び。最高やん!

 

 

今年も「妄想忠臣蔵」の季節が近づいてまいりました。今年のキャスティングは後程に。

 

 

いやあ、新たなる時代劇スター誕生!楽しいったらありゃしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴールデングロス賞は映画館主などの興行関係者が選ぶ賞だそうな。映画興行の現場の人たちが選ぶ賞ということだね。

 

 

客が入るか入らなないかというシビアな環境の中にいる人たちに選ばれるってことは、とても貴重なことで、ある意味とても誇らしいことだと思う。

 

 

良い賞を貰いましたね。

 

 

 

 

 

 

松本幸四郎版『鬼平犯科帳』で、長谷川平蔵の親友岸井左馬之助を演じた馬木也さん。どこか切なげで、虚無感すら漂わせつつも、若い頃の真っすぐさは失っていない。こんな左馬之助は今まで観たことがなかった。

 

 

中村吉右衛門版『鬼平犯科帳』で左馬之助を演じていた江守徹さんや竜雷太さんは、どうしても豪快さの方が前に出てしまうんだけど、馬木也さんが演じると豪快さはなくなって、どこか切なさとか哀しみを背負いつつも、精一杯明るく生きているという感じが滲み出てきて、私としてはこちらの左馬之助像の方が断然いいなと思いましたね。

 

 

山口馬木也、良い俳優です。いままで隠れていたのが不思議なくらいだ。

 

 

山口馬木也に、皆注目!

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暴れん坊将軍、復活!

2024-11-30 04:37:21 | 時代劇

 

 

上様「余の顔を見忘れたか」

悪役「うっ、上様!?へへーっ(平伏)」

上様「勘定奉行〇〇〇〇、潔く腹を斬れい!」

悪役「ぐぬぬ、…上様がこのような所におられるはずがない!こやつは上様を騙る痴れ者じゃ!、斬れ!斬れ!」

 

上様、刀を抜き、峰を返す。

 

 

ジャーンジャーンチャン、チャチャチャ、チャチャチャ、チャーンチャーン

チャーン♪

 

 

見事な峰討ちで悪の手下たちを倒す上様。最後に残る悪の親玉。

 

上様、配下の忍びの者に「成敗!」と命ずる。斬られる悪役。

 

 

 

…とまあ、毎回毎回繰り返される定番の展開に、視聴者は拍手喝采するわけです。

 

 

これが、定番時代劇の「様式美」。

 

 

若い時は、こうした定番の展開が馬鹿らしく思えて、離れる人もいるでしょう。でもある程度の年齢に致ると、また「ここ」に帰ってきちゃうんだよね。

 

 

どんなエンタメにも定番、様式はあるものです。スーパー戦隊シリーズなんか、何十年と変わらぬ定番、様式を繰り返し続けていて、子供たちは皆、その定番の楽しさを教え込まれて育ってきているわけ。だから

 

 

最終的には、「定番」「様式美」に帰って来るのさ。

 

 

定番、様式という「型」があるからこそ、「型破り」なことが出来る。なにもないところには型破りもない、それはただの「方無し」。

 

 

今回、監督が三池崇史と聞いて、この型を大切にしつつの「型破り」を見せてくれるのではないか、と、ちょっと期待しています。

 

 

暴れん坊将軍という定番中の定番時代劇の、典型的な様式美を大切にしつつ、そこから外れたこともする。

 

 

伝統と新味との融合。これこそが文化を後世に伝えて行く最良のかたち。

 

 

「新・暴れん坊将軍」が、そのような時代劇足り得るかどうか。

 

 

ちょっと楽しみなような、そんな気もする。

 

 

でも三池さんって、当たりはずれが大きいからねえ…。

 

 

 

『新・暴れん坊将軍』2025/1/4.よる9時。テレビ朝日系列にて放送。

 

 

 

 

 

 

 

 

殺陣のキレが変わってない!

 

 

 

 

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イケオジの涙と銀賞。そして浪江

2024-11-27 04:26:47 | 時代劇

 

 

 

映画『侍タイムスリッパー』を最初に上映してくれた”聖地”池袋シネマ・ロサにて、上映100日を達成したということで、舞台あいさつに立った山口馬木也さん。

 

 

あまりの歓声の多さに”男泣き”したそうな。

 

 

イケオジの涙、いいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

侍タイムスリッパーの監督、安田淳一氏が、2024年度新藤兼人賞・監督賞銀賞を受賞しました!

 

 

おめでとうございます!!!👏👏👏👏👏👏

 

 

作品賞とか男優賞とか女優賞とかは逃したけど、まだまだこれから。

 

 

賞レースは続くよ。どうなりますことやら。

 

 

楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「JA浪江」のみんな、喜んでるかな。少しづつ復興は、着実に。

 

 

 

 

 

 

 

浪江女子発組合『会いに行っていいですか』

 

 

 

 

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