今回は女性たちの「戦い」です。ネタバレあり。ご注意。
二階堂ふみ演じる落葉の方(淀殿がモデル)は、織田信長をモデルにした人物の娘という設定。で、その父を殺したのが、アンナ・サワイ演じる鞠子の父・明智某というわけです。
二人は幼い頃大変仲が良かった。
落葉の方は何故、太閤の側室となったか?それは太閤の世継ぎを産むことで自身の地位を上げ
吉井虎永(真田広之)を斃すため。
一方の鞠子にもまた、父より受け継いだ、生きる「目的」があるようです。
戦国時代、戦っていたのは男どもだけではない。女性たちもまた
「戦って」いたのだ。
ハリウッドが描くこれまでの日本女性は、男性に従属的で、あまり自分の意思を持たないかのようなえがかれかたをされることが多かった。でも今回は違う。
登場する女性たちは、遊女にいたるまで豊かな知性と教養を持ち、強い意志を持つ。
確かに男性に比べれば、その地位は低かっただろう。しかしその状況のなかでも、女性たちは必死に生きて、強く逞しく「戦って」いた。
二階堂ふみさん良いね!落葉の方は虎永の単なる敵、悪女ではないんです。自身の過去を回想しているときのちょっと哀し気な表情に
この女性の歩んだ、人生の深さ重さを感じます。
どうやらこのドラマ、必ずしも按針が主役というわけではないようです。
物語の中心には、常に吉井虎永がデンと鎮座している。そうしてその虎永の周りで動き続ける人々がいる、という「群像劇」の様相を呈しているようです。
物語の中心にいるのは虎永。
さて、その虎永。愈々兵をあげることを決断したようです。
時は来た!
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