ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

左甚五郎作山門

2010年08月05日 08時35分12秒 | 社寺まいり
明石市大観町・無量光寺山門

地元では、左甚五郎作彫物山門の伝承があります。

位置は、JR明石駅南西明石川に近いあたり通称寺町界隈。
何気に立ち寄った食堂に張り出してあった明石観光マップに左甚五郎作山門の文字!
昼ごはんもほどほどに飛んで行きました。

想像していた動物、神獣の彫物ではありませんでしたが、美しい彫物です。この表現が正しいかどうかむずかしいですが、きれいです。



このお寺さんの奥方のお話によりますと、戦火でお寺の本堂や付近のお寺含めあたり一体焼け野原になったそうです。なんでもお寺を砲弾等の軍備倉庫にする予定になり、軍備される前に情報が漏れたのかどうか、爆撃されたそうです。
唯一このお寺の山門だけ残ったそうです。
甚五郎が守ったとの言い伝えがあるそうです。

もしかすると本堂にもりっぱな彫物あったやもしれません。残念・・・・・・

以前にも大阪市内で彫物師・相野足跡尋ねたことありますが、そこでも戦争による空襲で一帯焼け野原だったそうで、明治に住んでいた人探す難しさ思い知らされました。

まもなく終戦記念日ですが、あらためて、戦争は悲しいと実感してます。

さて彫物・繊細ですよ。







柱隠しも木彫りです。



山門両サイド幕板?彫物は昔・方々の大工が甚五郎伝説にあやかろうと、お守りにと勝手に持ち帰ってしまったそうです。
現在は、盗られないようガラスケースで保護されています。
わかりますか?色の違う彫物が盗られたあと修理して付け加えた彫物です。



このあたりは、日本の古書であります「源氏物語」の舞台で、この山門前には、「蔦の細道」と言う、主人公・光源氏の恋の通い路があります。

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