Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

パタパタママ

2010-03-04 19:45:52 | tools
かわみち屋の「蕎麦ぼうろ」の缶がヴィトンのモノグラムに似ているのは有名ですが、
河道屋の「蕎麦ほうる」の缶はマリメッコのウニッコ(グリーン)に似ていると思う今日この頃、
如何お過ごしですか。

sobaeです。春ですなぁ。
頭からも何かが芽吹きそうな陽気です。

暖かくなるのは結構な事ですが、花粉やら黄砂やらに悩まされる季節でもあります。
で、コレが大活躍してくれる季節の到来です。
マキタの充電式クリーナー「CL140FDZW」(本体のみ)。

マキタの電動工具類に比べて、なんだか質感が安っぽい気もしますが色のせいでしょうか。
色がマキタブルーでないのがなんとも残念ですが、
マキタの充電式クリーナーは評判が良いですね。
以前「欲しいな」と思い調べてみたのですが、
持っているインパクトドライバーと、
バッテリーを共有できなかったので見送っていたところ、
昨年の秋頃、掃除機の調子が悪くなって久しぶりに調べ直してみたら、
14.4Vのシリーズでも出てたんですね。

バッテリー、充電器込みの「CL140FDRFW」だと2~3万円するところ、
本体のみだと6~7千円で済むし、全然使ってないバッテリー×2個も日の目を見るしで購入。

いや、いいですよコレ。
安っぽいなんて言ってごめんなさい。
部屋数が少なく、畳間と板間しかない我が家には充分なパワーと運転時間。
てかすごいゴミ吸ってる。我が家はこんなに汚かったのかと驚愕。
紙パック式ではなくフィルター式なので、吸ったゴミが一目瞭然でビビる。

小型スリムなサイズも嬉しい。
大体、掃除機を出すのが面倒で掃除をサボりがちな、ものぐさな私には、
出しっぱなしにしておいても気にならないのが嬉しい。
ホコリが気になればすぐ使える手軽さで、一時期我が家で掃除ブームが巻き起こりましたが、
冬の訪れと共に沈静化しました。
寒いと掃除する気しないし。
暖かくなってきて、掃除ブームの再燃を誓いつつ、いくつか思ったことを。

コードレスの取り回しの良さと軽さがありがたい。
ヘッドが小さく、隙間にも入りやすいので、つい疎かにしていた場所も吸える。
カプセル内のゴミを捨てる際にほこりが舞う。まぁ外でやれってことでしょうが、カプセルが小さいのですぐ溜まります。
我が家が汚いだけかもしれませんが。
バッテリー喰います。連続運転は20分程。
スイッチがトリガー式なので、運転中はトリガー引きっぱなし。特に問題は感じませんが、手を離せる方が便利かも。
あくまでも現場用なので、モード切替や便利機能は一切ありませんが、そのストイックさが良い。

などと思っていたら、今年2月に早くも新型、「CL141FD」が発売されました。
CL140FDからの気になる変更点は、スイッチをON/OFF切り替え式に、弱/強のモード切替も付いたそうです。
店頭在庫のCL140FDも値下げが予想されますちくしょう。


sabae



Sweet Thistle Pie

2008-02-23 00:17:51 | tools
この冬の寒さは、例年に無く骨身に凍みる気がします。これだけ寒いと仕事以外で外に出ることもあまり無く、唯一の運動といえば毎日の自転車通勤ぐらい。とは言え、昨年引っ越したために、通勤距離が激増。朝からいい運動にも程がある毎日です。カロリーを消費すれば、当然お腹も空くわけで食欲大爆発。寝ても覚めても仕事中でも、食事のことが片時も頭から離れません。
sabaeです。明けまして・・・いや何でもないです。
朝ごはんは遅刻してでも食べるのが座右の銘。
朝食→仕事→昼食→仕事→夕飯→就寝
こんなサイクルの毎日です。獣か。

朝はパン派の生活を長く続けてきましたが、引っ越してから最近まで、ご飯の日々が続いていました。別にパンが嫌になった訳ではなく、単にトースターが無いから、と言うだけの理由です。持って来ればよかった。フライパンでは片面ずつしか焼けないし、魚焼きグリルはパンが魚臭くなりそうだし、我が家のオーブンレンジのオーブン機能は、使い勝手が悪すぎる。自然に朝はご飯となったわけです。
勿論ご飯も大好きなのですが、如何せんコーヒーには合わない。あ、私にとって朝とコーヒーはワンセットなので、パンでもご飯でもコーヒーは必須です。←中毒
パンが無いのなら、コーヒーに合うご飯を考えれば良いと、おかず(朝なのでろくな物は作りません)やふりかけを工夫してみても無理がある。レバー煮込みには合う気もするが、きっと気のせいだ。ああ、やっぱり朝はパンでないと!

トースターを買えば良いだけの話ですが。いや長いこと家電製品を買っていなかったので、何を選んで良いものやら。このままではいつまでもパンが食べられないのでそろそろ決めないと。と言う事でネットで調べたのですが、余計迷ってきた。ピザトーストやグラタンもやりたいので、オーブントースターに絞って調べたのですが、ぜんぜん絞れない。最初は3000円位で考えていたのですが、なんかゴージャスなデザインを見るとふらふら・・・、値段を見て目を覚ます、の繰り返し。情報に翻弄されてはいけないと思いつつ、そこに情報があるととりこんでしまう現代病。イカス海外メーカー製を見ては、徐々に心の中の予算を上げつつも、できるだけリーズナブルな、火力の強い機種を探して何台かをピックアップ。買い物でこんなに迷ったのは小学生のとき以来です。ついでに小学生のように、使ってるところを妄想したりもしてた。以下ピックアップした機種と特徴。

出力切り替え式:
ツインバードTS-4016>日本製。火力300~1200W。3500円前後。

温度調節式:
イズミOT-41>日本製。温度80~230度、1000W。3000円前後。
エレクトロラックスnovaEOT350>中国製。温度95~205、最大250度。7000円前後。

マイナー国産メーカーの、値段と機能がやはりそそります。デザイン的にも悪くないし、中身をどこで造っているかは分かりませんが、組み立ては日本でやっているのは安心できますし。デザイン的には、なんて言うか「トースターにしか見えない」って感じで好感が持てます。
片やエレクトロラックスは流石の北欧デザイン。パソコン画面で見る限りは、値段の割には素敵デザインに見えます。中国製ってのが不安にもさせますが、トースターみたいな単純な機械、普通10年は壊れないものですし、問題ないだろう。エレクトロラックスの製品は、スチームクリーナーと電気ケトル(by toshiba、中国製)を使っていて印象も良い。決められない。
3択問題の苦手な私です。はらたいらか。
現物を見ながら検討することに。

京都駅のそばにできた、大型家電量販店へ行ってきました。
やっぱり実物を見ると違います。
ツインバードもイズミも、通販サイトの写真より良い感じに見えます。これは当然の事。私も商品写真を毎日撮っている訳ですが、実物よりよく見えないように気をつけております。撮りようによっては実物よりもよく見えてしまうのが、写真の怖い所ですからね。もっとも私の場合は、実物の魅力を伝え切れないことのほうが問題なのですが、それは棚に上げておきましょう。あえて言えば、現物のほうが良かったが、それを見ても、買いスイッチが押されるほどではなかったのが残念。
そして今回一番見たかった、エレクトロラックスのEOT350。見つけた!カッコいいー・・・か?
なんだか樹脂ボディーの感じが、思ってたより安っぽい。キッチン家電と言うより、オフィス機器に近いイメージです。シュレッダーとか。とりあえずタイマーのダイアルをいじってみたら、あれ?取れてる?
気がつくと目の前を走りまくり、トースターをいじりまくるガキがいる。こんな風にガキどもにいじられすぎて壊れたようだが、他のトースターは見たところ問題ないので、ちょっと耐久性への不安がつのる。
買う気ゼロに限りなく近い一桁になったその時目に入ったトースター。
サンヨーのSK-WQ3の美しさに目を奪われた。そのデザインと機能性、そしてU字型ののヒーターに惹かれたものの、予算オーバーで早々に候補から外した機種です。U字型だと何が良いのかは分からないけれど。そしたらそれが、値下げされて陳列されている。
買いスイッチON!
超速で買っちまいました。買っちゃったよおい!こんな高機能な機械買ってどーすんの!

翌日早速ピザを打ってみました。
広い庫内が自慢の機種ですが、さすがにピザには庫内が狭いので6枚(マルゲリータとタマネギピザ)連続で焼いたところ、連続で焼いたにも拘らず、全てカリッとよく焼けました。サーモスタットが効きすぎてヒーターが切れっぱなしになることも無く、温度調節式を買って良かったと思った。ネットのクチコミでは、保証の切れる1年を過ぎる辺りでの故障の報告を多数見かけましたが、この調子なら大丈夫かも。かなり気に入ったので、故障しても直しつつ使っていきたい。部品用にもう一台買っとく?

その後トーストやグラタンやお揚げを焼いてますが、問題無く、快適な朝を共に過ごしています。最近気に入っているパン屋さんは、三条御前の「天狗堂 海野製パン所」。夜8時まで営業されているので、仕事帰りに寄れるのはありがたい。大正時代創業の、昔ながらの町のパン屋さんです。

sabae




It never entered my mind

2007-09-29 16:13:30 | tools
長い夏もいよいよ観念したような、落ち着いた気候になってきました。
ここ4ヶ月ぐらい、Tシャツしか着てないような気がしているsabaeです。
今日は。
やっとロンTが着れそうです。

暑い間はなかなか植物をいじる気になれなかったのですが、これからの季節は心を入れ替えてがんばろうと思います。ご来店いただいた方々には、裏庭の惨状がバレバレですね。
バラの葉っぱはほぼ無くなりました。
黒点病はいつものことなので、慣れてきましたが、いくら山の麓だとは言え、虫凄すぎです。

新しい枝が伸びると、確実にチュウレンジバチが3~5箇所に卵生んでます。
生みすぎだろう。そんなに生んでも幼虫潰されるだけだっつーのに。
あとオトシブミ。
たいした被害じゃないし、がんばって揺りかご作ってるなぁと思って好きにさせてたけど、5枚葉全部丸められてたのを見たときは笑った。いや笑ってる場合じゃないけど。
最大の被害はハダニでした。簡単に駆除できると思って油断してたんでしょうね。蔓延しました。雨のかからない所にいたピンクスターが発症源でしたね。黒点病の症状が出ないのでちょっと見てなかった隙に、ハダニの野郎、どんだけ増えるのですかまったく。
既に来年を見据えております。この冬にはほったらかしだった裏庭に着手する予定です。

そんないい加減な園芸をしていると、バラの枝を切ることも増えるわけですよ。枯れたりするし。細い枝だと文房具的なハサミで切ってたんですが、園芸鋏も欲しくなったので、マルツにねだってみたら持ってきてくれたのがこのハサミです。
おおっ。なんか本格的な、華道でも嗜んでいそうなハサミだ。
よく見たら「菊一文字」じゃないですか。
沖田総司御愛用の刀で有名な。
私も包丁を愛用してます。牛刀と薄刃の2丁ですが、牛刀は研ぎを失敗気味で研ぎなおしたらえらく短くなってしまいましたが。
その菊一文字のハサミは、なんでもマルツのおばあ様が、その昔使っていらした物だとか。マルツが幼少の頃は、マルツを呼び出しては育てた植物を「見て見て~。」って感じで見せてくれていたらしいです。
尤も幼少のマルツにとっては「遊ぶのに忙しいのにめんどくさいなぁ。」って感じだったらしいですが。まぁ、男の子ってのはそんなもんですね。俺もそうだった。

そのおばあ様、なんと今年、百寿を迎えられたそうです。スゲエ。京都市が表彰に来たらしい。そのうちテレビに出るんじゃないか。
そんなおばあ様がマルツに伝えた言葉で、心に残ったものがあります。

「花は見てもらうために綺麗に咲くのよ。」

心に沁みました。見てあげよう。小さな変化に気付いてあげよう。そう思った言葉でした。
だからマルツも見てやってくれよ、裏庭。

sabae