Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

裏庭日記 3.33

2007-05-25 00:32:40 | 裏庭日記
前回のエントリで久しぶりの日記を書いた訳ですが、忘れていた事が、(ブログの他に)もう一つあったことを思い出しました。
裏庭です。
元々、内装工事が終われば、庭の工事にも着手する予定だったのですが、内装工事があの体たらくだったもので、まったく手を付けずに放置していたのでした。
昨年の引越ししたときのそのまんまで。
他のものは鉢を移動させるだけだったので問題はなかったのですが、問題はバラです。
バラも鉢植えなので、移動も簡単そうに思えましたが、つるバラなもので、長い枝になると3メートルほどになり、伸ばしたままでは運べません。
結局枝を丸めて針金で固定した状態で運んだのですが、すっかり忘れてそのまま半年過ぎました。
sabaeです。今日は。
植物大好きです。ホントデス。

そんな丸いバラですが、温かくなるとともにすくすくと成長し、蕾を付けるまでになりました。丸いままで。
今年もニームオイルの散布がメインの病原菌、害虫対策だったのですが、他に台所用品で作った殺菌剤とかも使いました。
成果は、黒点病の被害は去年より格段に少ないです。と言っても、去年は被害の出るのが早かっただけで、梅雨時にどうなるかは分かりませんが。
うどん粉病、アブラムシの被害は去年同様殆どないです。チュウレンジバチも産卵はしているようですが、目だった被害は見られません。
問題は、葉っぱの裏側で、葉をレース状に食べる毛虫。アイツです。
去年はあまり見られなかったのですが、今年は大発生。もう葉っぱボロボロです。おかしーなー、去年は殆どが節食不良おこしてたのに。
ニームオイルの濃度間違ってたんでしょうか。それか、鹿ケ谷辺りには虫多いのか?特に毛虫。
近くに疎水の桜並木もあることですし、いかにも多そうです。
見つけるたびに指でプチプチ潰すのですが、休日明けにはびっくりする位の被害が出ています。
これって「休むな。」ってことなんでしょうか?
まさかマルツの陰謀じゃないだろうな?

そんな大騒動(俺だけ)の末に咲いてくれた、ピエールドロンサールの写真です。
例によって一番ましな角度から撮りました。


from the new world

2007-05-23 00:32:06 | Weblog
昨年から始まったトリュフの引越し、店舗統合、改装工事もようやく終わり、当初の予定から大幅に遅れながらも、鹿ケ谷にてリニューアルオープンできる運びになりました。
オープン以来お馴染みのお客様、遠方からのお客様、また鹿ケ谷で初めてお越しくださったお客様など、沢山のお客様にお越し頂き一同感謝しております。
4月15日のオープン以来、新しい環境にも慣れ、人心地ついた思いで居りましたが、思い出しました。
ブログとか・・・、裏庭とか・・・。

sabaeです。ご無沙汰しております。
最早恒例の挨拶になった感もありますが・・・。今回は過去最長のご無沙汰です。

鹿ケ谷は京都の桜の名所の一つ、哲学の道に程近いので、行楽のついでにでも寄って頂こうと、4月初旬にはもう確実にオープンするつもりだったんですけど。
・・・・・・ゴメンナサイ。
実はトリュフの内装は殆どスタッフで賄っておりまして、それは何故かと言うと、店主マルツのDIY好きのせいではないかと。
だって突然「内装自分等でやるから。」とか、「2週間あればできる。」とか言い出したんですよ。
店舗何百平米あるか分かってますか?床も壁も天井も何にも貼ってないんですけど。
しかも私大工仕事なんて初めてですよ。マルツは自分家の内装工事一人でやった経験もあるでしょうが、面積、と言うか体積何倍か分かってますか?

などと愚痴っていても始まらない、というか店開かない!のでとっととやっちゃいましょう。
とばかりにまずは床材を削るところから。というのも、床材はイギリスで買ってきたバーンウッド(古い納屋などを解体したときに出た古材)。
普通はザンディンクしてあるものですが、マルツの拘りにより未加工品を入手。値段も安いしね!
実際削ってみて即、手作業は断念。電動サンダーを買いました。
そして電動サンダーを使って即、集塵機も買いました。電動サンダーに繋げられるやつ。
いきなりつまづき捲りですが、こんな感じで、何かが足りないと買い足して、一歩一歩作業を進めました。歩みが遅すぎたわけですが。
その後床板張ったり、天井にペンキ塗ったり、左官作業したり、って時間かかりすぎ。大工さんに頼んだほうが、時間は勿論、経費も抑えられたような気がします。
いや、自己否定しても始まらない。気持ちだけはポジティブにいこう。
例えば、色々初めての経験ができて、スキルアップできた、とか。今後そのスキルを使うことがあるかどうかはともかくとして。
ドアの取り付けスキルとか。やるか俺? DIYとかやっちゃう? それか転職?

そんな自分探しの時間までくれた(単調な作業を長時間続けて、つい自分探しをしてしまった。釘打ち、サンディング等)内装工事ですが、出来上がったときは本当に嬉しかったものです。大きなものが少しづつ出来上がっていく様子は、なかなかに感動的で、充実感を感じたものです。
特に写真のドアがお気に入り。私が取り付けたのですが、マルノコやらインパクトドライバーやら、新兵器がなかったら不可能だったでしょう。腕を道具でカバーできた良い例だと思います。失敗したらアンティークのドアなんて代え無いし。

しかし、入れ物ができても、中身がなければ店として完成したとは言えません。
つまりディスプレイですね。
・・・新装開店後結構な日にちが経っていますが、なんか毎日ディスプレイが変わっているような。
今よりちょっとでも良い店に、と日々試行錯誤している店主の姿に涙が止まりません。
その内改装工事するとか言い出しかねません。
一生完成はしない気がしてきました。


sabae