Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

名月

2005-09-22 00:41:06 | books
そろそろ秋も深まってくる頃合ですが、なかなか残暑が去ってくれない今日この頃です。季節の変わり目ですが、如何お過ごしですか?sabaeです。こんにちは。今年は9月18日が旧暦の8月15日だったそうですね。しかも満月。中秋の名月でも見に行きくなるのが人情です。連休中と言うこともあり、月見に出かけた方も多いのではないでしょうか?時期的に心配だった天気もよかったので、私もかなり遅い時間でしたが出かけました。一人で。酒瓶もって。かなり不審な人物だったかもしれませんが、出かけた甲斐のあるいいお月様でした。あまり深酒をすると暴れだしてしまいそうな程、月がきれいだったので早々に引き上げました。

月に纏わる思い出って、案外色々ある物で、小学生の時に初めて見た皆既月食とか、今まで見た中でで一番赤い十六夜の月とか、月自体が特殊なものは勿論シチュエーション込みで覚えていて、そうでなくシチュエーションが特殊だったが為に覚えている、普通の満月や上弦の月や寝待月や二十六夜月やその他諸々の月もあるなぁ、と。そう言えば昔、失恋した後、帰り道で見た三日月(正確には違うけど)は多分本当よりずっと蒼く見えて、今でもよく覚えている。

強く印象に残っている、月を題材にした小説として、稲垣足穂の「一千一秒物語」とラリイ=ニーヴンの「無常の月」を上げておきます。ジャンルから何から違いますが、どちらも面白いです。

音楽なら、吉岡忍「遠い空」、Aztec Camera「song for a friend」、Stina Nordenstam「the return of Alan Bean」」辺りに描かれている月が好きです。

上記の書籍類は決してお勧めしている訳ではありませんので、念のため。写真はスタッフM手製の栗きんとんと生砂糖。おいしゅうございました。

sabae


Van Morrison "moondance"

裏庭日記v2.0

2005-09-05 02:21:21 | 裏庭日記
夏の終わりの風物詩と言えば、ツクツクボウシやアキアカネといった昆虫ですが、奴ら真夏から出没していたので、風情も何もあったもんではありません。そのかわりと言ってはなんですが、裏庭にキタテハ(多分)が遊びに来てました。年中いるはずの蝶ですが、なんか色が秋っぽい。「うわー秋来ちゃったよ。」てな気分になりました。よし次は秋だ。秋を楽しもう。sabaeです、こんにちは。

なかなか書くことが無くて更新が少ない「裏庭日記」ですが、申し訳ありません。裏庭のバラも毎日見ていると、あまり変化が無いように見えてしまって、つい。しかし、半年前を思い出すとバラは相当成長しましたなぁ。ここら辺で途中報告、と言うか反省会します。一人で。むしろ俺と俺で。

最大の反省は、忙しさにかまけて黒点病を放置したことでしょう。うーわ。ピンクスターとホワイトストリームに蔓延してるよ。前に重カリ剤撒いた時には既に感染してたんでしょうか。してたんだろうな。時期遅めだったし。うすうす、もう感染してんじゃないかとは思っていましたが、そのまま放置したのはまずかった。発症していた葉っぱ落としていったら、坊主になってるし。どーでしょうか?
どーでしょうか?と自分にお伺いをたてても仕方が無いので、対策として葉っぱ落とした後、気分を変える為、ニームオイル散布したりしました。謳っている効能が多いので、前から使ってみたいと思っていたものです。効果が出るのはまだまだ先の話ですが、取り敢えずの感想は、ネギ臭い。今も左手がネギ臭い。これはニームオイルの臭いなのか、昨日11個みじん切りしたタマネギの臭いなのか分かりませんが。臭いのしつこさからして効きそうです。続けてみよう。

反省その2。チュウレンジバチ対策失敗。どんな対策かと言うと、手でキャッチ。キャッチできなかった訳ですが。そういえば最近、蚊を叩こうとして叩き損なうならともかく、手を打ち合わせられてない事もまま有るような。歳ですなぁ。あ、チュウレンジバチには3箇所ほどやられました。発見が遅れてがっつり食べられた所もありましたが、見かけた成虫の数からすれば被害は少ないと思います。なんでだろ?空振りの勢いに恐れをなしたか?それとも木酢液撒いたりしてたからでしょうか。結構低濃度での散布でしたが、忌避効果がでたのかもしれない。トウガラシ漬けも追々試してみよう。

その3。ハダニ放置。気がついた時には、ホワイトストリームとピエールドロンサールに被害が出ていた。だって見えなかったんだもん。左右の視力差が大きいから時々ピント合わなくなるんだもん。最近パソコンモニタ見すぎで目が痛かったりもしたんだもん。と、自分相手に子供風味で言い訳しても、くじけそうになるだけなので、オレート液散布。とばっちりでオダマキにもハダニが!被害は甚大です。今度こそ死んだか(裏庭日記v1.6参照)と思いつつ、ハダニ殺戮後殆どの葉っぱを落としてみたら、なんか根元にハダニのついてないちっこい葉が出てた。ここから先は根性に期待。がんばれオダマキ。知人の小田さんが、娘さんに真希と名付けたそうです。本名駄洒落。それはほんとにがんばれ。

とまぁ色々失敗している園芸体験ですが、これも経験ですから。と言うより「裏庭日記」1回目で「失敗談」と明記してますので、予定通りと言っていいでしょう。図らずも。なんとか10月に予定しているカタログの受付日には、御来店頂くお客様に、元気なバラの葉っぱをお見せできるように努力します。秋の開花にタイミングが合えばもっと良いのですが。

sabae


tete "L'air de rien"