さてこの道具達、古いものではありません。ピンと来る方も多いでしょうが、見たこと無い方は何の道具だか見当も付かないかもしれませんね。単一用途の特殊な道具です。外国ならクイズになるレベル。
鉄のナスは糠床に入れると、茄子が色鮮やかに漬かると言うもの。陶器のドレイナーは、糠床に埋めて、余分な水分をためる為の物です。
そう、実はこの夏から何を思ったか糠床を作ってしまいまして、乳酸菌の世話に追われる日々を過ごしています。ご存知かもしれませんが、糠床は毎日1~2回はかき混ぜなければカビてしまう訳です。生まれたばかりの乳酸菌を残して旅行なんてできません。このところずっと外泊禁止な生活です。
sabaeです。
こんにちは。
あれはちょうど水茄子が出回っていた夏真っ盛りの頃、水茄子の糠漬けが食べたくて食べたくてつい勢いがついてしまった事を思い出します。暑さで頭ヤられてたのかも知れない。
早速煎り糠と、ほうろう容器を買ってきて、水と塩を入れてまぜまぜ。
子供の頃は動物やら虫やら飼ってたことはありますが、菌類ってのは初めて。目に見えないモノを育てるってのも妙な感覚です。
考えたら旅行どころか、外食後飲みに行って深夜に帰宅なんてのも危険な気がする。仕事が終われば寄り道せずに帰宅か。なんでこんなやっかいな物を飼うようになったんだろうと自分でも不思議です。両親があまり漬物を食べなかったので、実家の食卓に漬物が登ることさえ稀、必然的に食べる習慣もなかったのに。
一応糠らしくなった頃から、夏だったこともあり、念願の水茄子や、定番の胡瓜、瓜あたりから色々試してみたのですが、今ひとつ美味しい糠漬けの味というか、正解の味が良く分からない。食べつけてないからなぁ。
かくなる上はトライ&エラーで自ずから出した答えを正解とするしかない。つまり下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦。カモンまぐれ。
で、漬けました。漬けましたとも。目に付く野菜を片っ端から。シンクの三角コーナーかと見紛うばかりに。
茄子、胡瓜、瓜、オクラ、茗荷、人参、南瓜、万願寺唐辛子、長芋、パプリカ、ズッキーニ、セロリなどなど、時期的に安かったと言うだけで、食べるのが追いつかない勢いで試してみたけれど、とりあえずは全部食べられるものになったから不思議だ。いや別に不思議では無いのかもしれないけど、なにしろ初めてだったもので不覚にも感動してしまった。ひょっとして何入れても食べ物になるのか!?
とは言えいくらなんでも生ごみが食べられるようになる、なんてことは無いと思うので無茶はしないですよ。せいぜいブロッコリーの茎とかキャベツの芯ぐらいです。ってか、「ブロッコリーの茎の糠漬け」は相当美味しいのでお勧めです。漬ける前に皮は厚く剥いてね。
そんな糠床ライフも、寒さと共に醗酵速度が落ち、漬ける野菜の種類も蕪と大根ぐらいになって、ちょっと飽きてきました。もう少し下手な鉄砲を撃ってみるのもいいかと、ちょっと変わった物に挑戦する時期でしょうか。
どんなものが漬けられるのか、念の為に調べた掲示板などでは、結構皆さん無茶してますね。
干し椎茸や昆布は良いとして、ゆでたまご、スルメ、木綿豆腐、リンゴ、干し柿等々。牛肉や魚、魚卵なんかは、ヘシコと言ったほうが良いのでしょうか。しかし高野豆腐は凄いな。考えもしなかった。甘酸っぱい高野豆腐ってのはちと不思議。そんな先達の挑戦を見て思いついたのが、「ドライトマト」。
どうでしょうか。
そんなゲテモノ料理に関して、お伺いをたてられても困られるばかりだとは思いますが、騙されたと思って試してみて頂きたい。これが案外乙なものなんですよ。いや、騙してませんって。
ドライトマトの風味と塩味に、まろやかな酸味が加わり、まるで梅干のような味わいです。・・・梅干か。ドライトマトより値段が下った味にしてどうするんだ、と言う気もしますが、またちょっと違った風味でおいしいですよ。糠床の香も良くなる気がするし。一応私が調べた限りでは、誰もやっていなかったので、オリジナルのアイデアかとも思ったのですが、ひょっとしてこのブログをお読みの方で、既に試したことがある方がいらっしゃれば、ご一報下さい。これ読んで「試してみた!」って奇特な方もいらっしゃれば、是非に。
sabae
鉄のナスは糠床に入れると、茄子が色鮮やかに漬かると言うもの。陶器のドレイナーは、糠床に埋めて、余分な水分をためる為の物です。
そう、実はこの夏から何を思ったか糠床を作ってしまいまして、乳酸菌の世話に追われる日々を過ごしています。ご存知かもしれませんが、糠床は毎日1~2回はかき混ぜなければカビてしまう訳です。生まれたばかりの乳酸菌を残して旅行なんてできません。このところずっと外泊禁止な生活です。
sabaeです。
こんにちは。
あれはちょうど水茄子が出回っていた夏真っ盛りの頃、水茄子の糠漬けが食べたくて食べたくてつい勢いがついてしまった事を思い出します。暑さで頭ヤられてたのかも知れない。
早速煎り糠と、ほうろう容器を買ってきて、水と塩を入れてまぜまぜ。
子供の頃は動物やら虫やら飼ってたことはありますが、菌類ってのは初めて。目に見えないモノを育てるってのも妙な感覚です。
考えたら旅行どころか、外食後飲みに行って深夜に帰宅なんてのも危険な気がする。仕事が終われば寄り道せずに帰宅か。なんでこんなやっかいな物を飼うようになったんだろうと自分でも不思議です。両親があまり漬物を食べなかったので、実家の食卓に漬物が登ることさえ稀、必然的に食べる習慣もなかったのに。
一応糠らしくなった頃から、夏だったこともあり、念願の水茄子や、定番の胡瓜、瓜あたりから色々試してみたのですが、今ひとつ美味しい糠漬けの味というか、正解の味が良く分からない。食べつけてないからなぁ。
かくなる上はトライ&エラーで自ずから出した答えを正解とするしかない。つまり下手な鉄砲も数打ちゃ当たる作戦。カモンまぐれ。
で、漬けました。漬けましたとも。目に付く野菜を片っ端から。シンクの三角コーナーかと見紛うばかりに。
茄子、胡瓜、瓜、オクラ、茗荷、人参、南瓜、万願寺唐辛子、長芋、パプリカ、ズッキーニ、セロリなどなど、時期的に安かったと言うだけで、食べるのが追いつかない勢いで試してみたけれど、とりあえずは全部食べられるものになったから不思議だ。いや別に不思議では無いのかもしれないけど、なにしろ初めてだったもので不覚にも感動してしまった。ひょっとして何入れても食べ物になるのか!?
とは言えいくらなんでも生ごみが食べられるようになる、なんてことは無いと思うので無茶はしないですよ。せいぜいブロッコリーの茎とかキャベツの芯ぐらいです。ってか、「ブロッコリーの茎の糠漬け」は相当美味しいのでお勧めです。漬ける前に皮は厚く剥いてね。
そんな糠床ライフも、寒さと共に醗酵速度が落ち、漬ける野菜の種類も蕪と大根ぐらいになって、ちょっと飽きてきました。もう少し下手な鉄砲を撃ってみるのもいいかと、ちょっと変わった物に挑戦する時期でしょうか。
どんなものが漬けられるのか、念の為に調べた掲示板などでは、結構皆さん無茶してますね。
干し椎茸や昆布は良いとして、ゆでたまご、スルメ、木綿豆腐、リンゴ、干し柿等々。牛肉や魚、魚卵なんかは、ヘシコと言ったほうが良いのでしょうか。しかし高野豆腐は凄いな。考えもしなかった。甘酸っぱい高野豆腐ってのはちと不思議。そんな先達の挑戦を見て思いついたのが、「ドライトマト」。
どうでしょうか。
そんなゲテモノ料理に関して、お伺いをたてられても困られるばかりだとは思いますが、騙されたと思って試してみて頂きたい。これが案外乙なものなんですよ。いや、騙してませんって。
ドライトマトの風味と塩味に、まろやかな酸味が加わり、まるで梅干のような味わいです。・・・梅干か。ドライトマトより値段が下った味にしてどうするんだ、と言う気もしますが、またちょっと違った風味でおいしいですよ。糠床の香も良くなる気がするし。一応私が調べた限りでは、誰もやっていなかったので、オリジナルのアイデアかとも思ったのですが、ひょっとしてこのブログをお読みの方で、既に試したことがある方がいらっしゃれば、ご一報下さい。これ読んで「試してみた!」って奇特な方もいらっしゃれば、是非に。
sabae