Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

裏庭日記 v2.01

2006-03-23 00:09:22 | 裏庭日記
前回屋根の上の猫について書きましたが、続報です。
今日「寺町ウェアハウス」に行ったら、何処からともなく、って言うか裏の家の屋根の上から鳴き声が・・・
またかよ・・・・・・・・・

初め発見したときは脱力感を感じましたが、上階の事務所の人(屋根の上に餌供給してた人です)の話からすると、ここいらのボス猫に虐められて居場所がないらしく、それで屋根の上に逃げているのでは、という結論に達しました。
そうか、そういうことだったか。
両雄並び立たず。一つ所に二匹のオスはいられないんだよ。でも、何時までも屋根の上では暮らせない。そろそろ自立の時が来たってことか。
お互い長男だから、よく分かるよ。ますます他人とは思えない。
自分の居場所は自分で見つけろよ。

実は俺もマルツも長男なんだ。お前と一緒だ。
そうだ。皆で「チョウナンズ」でも組む?<それはウッチャンナンチャン

屋根の上の猫への私信でした。
ちなみに写真の猫は「トリュフ」イメージキャラのクリです。屋根猫の写真撮り損ねたので。

Sabae


安藤裕子 ”middle tempo magic”

裏庭日記 v2.0

2006-03-20 00:09:03 | 裏庭日記
唐突ですが、写真をご覧ください。
「寺町ウェアハウス」裏庭上空に架けられた板があります。
この板は2mほどの板を3枚繋いで、ビルの3階の窓と隣家の屋根に橋を渡しています。
そして板の橋の袂に一匹の猫が・・・。
こんにちはsabaeです。裏庭で事件です。

この猫は寺町ウェアハウス、裏庭界隈を根城にする野良猫親子の一員です。
恐らく末っ子にして長男。御多分に漏れず駄目っ子です。
昨年末頃にはウェアハウスの入居する、「寺町エースビル」と隣家の隙間に落っこちて出られなくなり(トタンで隙間の前後を塞いでいた為)、エースビル住人達(住んではいないですが)による、救出作戦が行われたわけですが、またやらかしました。

今回は裏の民家の屋根に登って、降りられなくなっている模様。
一体どこから登ったのかは不明ですが、心配して様子を見に来る母猫や姉猫も登らないところを見ると、結構大冒険の末にたどり着いたみたいですね。
うんうん、子供には冒険が必要だね。こうやって困難にぶつかって成長するんだよ。男の子はそれでいいんだよ。
なんて思っていたら、1週間も登りっぱなし。マジか。
見た感じ猫なら楽に降りられる屋根配置なんですが、怖がって降りられないみたいです。どこまで駄目っ子なんだよ。他人とは思えないじゃないか。いやでも降りてこなかったら死ぬし。それこそ死ぬ気で飛べ!
一応上階の住人が真鯵や牛乳をタモ網で差し入れていたようですので、餓死はしないかもしれないが、この寒さに参り気味で、助けを求める声が小さくなっています。
ヤバー!

そこで、な光景が写真な分けです。上階の住人と協力し、店主マルツ発案の架橋作戦が行われました。
しかし橋を架けてやっても怖がって全然渡れない。小一時間程説教したくなる奴だ。
しかし橋を架けたまま3時間ほど経って、とっぷり日も暮れた頃、残業中の私が裏庭に息抜きに出たその時、意を決した猫が橋に足をかけた。
一歩進んでは立ちすくみ、また一歩進んでは立ちすくむ。頑張れ!頑張れ!と胸の内で声援を送る俺。トリノオリンピックどころの騒ぎじゃねーよ。一生使うことはないと思っていた「ニッポン!チャチャチャ!」まで飛び出す始末。いやあくまで胸の内で。
そして、遂に、上階のオフィスの窓から入った!

「ゴーーーーーーッル!!!!」という幻聴が何処かでこだましました。

どうも上階の住人は、この寒さの中、窓を開けっ放しにして猫を待っていたのですが、人間が居たら入って来れないのでは、と考え外で時間を潰していたとのこと。とっくに仕事終っていたのに。そして猫の生還を心より喜んで、ビールや焼酎をくれました。うまかった。まさにヴィクトリービール。
そして、前回の「隙間落っこち事件」でもかなり過激な方法で猫を救出したマルツが、今回も大活躍でした。皆が困り果てた時に、迅速に問題を解決する、いざと言う時に頼りになる男だアンタは!俺はアンタのような人に雇われていることを誇りに思うよ!アンタはきっと天国に行けるよ!ここは天国に一番近い場所だよ!また一歩天国への階段を登ったね!最後のはなんか不吉だったごめん!
とまぁ、動物難の多い裏庭から、ちょっといい話でした。
そういえば、2人で残業してたのは、私の仕事が遅かったのが理由でしたが、おかげで救出に立ち会えてよかったよね?>マルツ

Sabae


菅野よう子 ”Song to fly”

寒戻り

2006-03-16 00:21:05 | food
早く更新しなければ、と思いつつ気が付けば、既に春めいて来ました。
大変ご無沙汰しております、sabaeです。

と言う書き出しで久しぶりの更新をしようかと思っていたら、雪降りました(昨日ですが)。寒戻りにも程があります。
さすがに2ヶ月ぶりの更新ともなると、すんなりとは始めさせて貰えないようです。sabaeです。大変、大変ご無沙汰しております。

しかし、気候からも作物からも季節感が失われつつある昨今、珍しく春先を感じさせてもらいました。
暖かくなったと思ったら、必ず寒戻りするんですよね。(と誤魔化してみる)

昨日雪が降ったとはいえ、裏庭のバラも芽吹いて、春を感じさせてくれます。
今年の(多分)5月には、花を咲かさせる予定です。それまでに色々やることはあるのですが、天気が良いと作業も楽しくできますね。
よく見ると昨日より、ほんのちょっとだけ伸びている芽や葉に気付いて、嬉しくなってきます。
はりきりすぎて腰を痛めない程度にがんばります。

今日もう一つ春を感じることがありました。
「寺町ウェアハウス」のすぐ近所にある、卵屋さんで買い求めたお弁当の筍ご飯(刻んだお揚げと白ゴマ入り)。
ここの手作り弁当は、美味しいのはもちろんですが、おかずの品数も多く(5品ぐらい)毎日違った献立を作ってくれるので、いつ食べても大満足です。
今日は筍ご飯以外に、サトイモ(とキュウリとワカメ)の酢味噌添え(ゆず風味)、小松菜(とその他)の胡麻和え、(刻みネギと生姜入り)みぞれチキンソテー、豚肉じゃがと献立の説明をしているだけで使ったことのない日本語がバンバン出てくる有様です。どれも一ひねりが訊いているので、どうしても説明的になってしまいます。
そしてこれだけは必ず入っている出汁巻き卵は流石の逸品。野菜や豆類が多いところも気に入っています。

これで600円は値打ちあるなぁ、と思わせます。
ただ問題は販売時間で、11時半に販売開始なのですが、12時には売り切れ必至。作ってる数も少ないのでしょう。
もともとが朝の遅い職場なもので、そんな真人間みたいな時間帯に昼ごはんを食べられません。
だったら買い置きしておけばいいのですが、さっき朝ごはん食べたばっかりで、昼ごはんを買おうとはなかなか思えない、思い出せない毎日で、ついつい買いそびれることが多いのは残念です。平日しか営業されていないのもネックです。まぁ、世間的には僕(たち)の生活がおかしいのですが。

もし天気の良い平日にご来店されるのなら、早め(トリュフが12時、ウェアハウスが13時開店なので、早めもいいところですが)に来られてお弁当持って、御所(京都御苑)でお昼、なんて如何でしょう。きっと楽しいですよ!京都らしく薄味なので、濃い目が好みの方は塩持参で!

sabae


BRIDGE "Spring Hill Fair"