Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

明日はこどもの日

2017-05-04 19:04:56 | Weblog

京都は今日も快晴で、外を歩けば少し汗ばむほどの気候でした。
そんな中、トリュフの前の鹿ヶ谷通を春の祭りの神輿の行列が行進してゆきます。
神馬が3頭、獅子舞もあり、このあたりではかなり立派なお祭りの行列です。
担ぎ手のみなさん、暑い中お疲れさまでした!。





店内の方は、営業しながらも、各々がリネンにアイロンを当てたり、バスケットを洗ったり、シルバーやナイフのブレードを磨いたりと、
届いたアンティークたちを気持ちよく使っていただくために大忙しです。

そんな訳で、本日できたて新鮮なおすすめはこちら。




いつもは、ウェブ更新で大忙しのsabae氏が、丹精込めてスチールブレードもホーンハンドルも磨き上げてくれたデザートナイフ。
褐色のまだらのハンドルは水牛の角でできています。スチールブレードは放っておくとサビるので、ある程度お手入れが必要ですが、とてもおしゃれで魅力的。
テーブルナイフにしてはブレードが鋭く、よく切れますので少しご注意を。
L20cm/¥3,400.-(20世紀前期フランス)

黒いハンドルはエボニー(黒檀)にステンレスブレード。基本的にステンレスならお手入れ不要でらくちん。ナポレオン3世時代っぽいエンパイアスタイルの黒が素敵です。
L20.5cm/¥3,400.-(20世紀中期フランス)

写真ではカトラリーも少し小ぶりなものと合わせて、スイーツから軽食まで、女性でも使いやすいサイズです。
ホーンハンドルはディナー用もご用意しておりますので、ご興味あればお問い合わせください。
各10本程度入荷しております。


明日も祝日なのでショップは11時開店です。
全国では、明日お祭りの地域も多いと思います。
どうか晴れますように!、でも暑さはほどほどになりますように・笑。


店主:八木


明日から本格的なG.W.の始まりですね。

2017-05-02 17:58:57 | Weblog

京都は本日は快晴。ドアを開けて、心地よい風を店内に迎え入れて営業しています。

いちおう、店内はなんとか体裁が整いつつありますが、本当に片付かない・・・。
あまりに多種多様な品目に、ちょっとクラクラさせれている店主です。

皆さま、明日からの本格的なG.W.は、どのようにお過ごしになられるのでしょうか?

トリュフは、平常通り、日、月曜日はお休みで、それ以外は営業です。
土曜、祝日は、少し早めの午前11時開店ですので、よろしければお立ち寄りください。


明るい陽射しがいっぱいに入って店内も明るい気分です。
南フランスから持ち帰った、天井から吊るした極楽鳥とバラとブドウの大きなフィレパネルは、おおらかな透け感が涼し気でこれからの季節にぴったり。
W185×H200cm。¥36,800.-。状態も良いです。





象牙調のセルロイドの表紙にリソグラフで幼子イエスの描かれた小さな祈祷書
PAROISSIEN ROMAINは、1905年の出版。
W7×H10×T2cm/¥7,800.-。留具がなくなっていますが、比較的きれいな状態です。
愛くるしい聖水盤は左から1900年頃磁器製マリア様、H13cm/¥9,700.-。
ヴィンテージ素焼き製天使、H11.5cm/¥8,400.-。
20世紀前期~中期、大理石製ハト、H13cm/¥10,800.-。
全て南フランスより。



まだ、これらの品々はサイトに登場していないので、お問い合わせやご注文は

お電話: 075-751-0937(営業時間内対応)
FAX  :     〃 (24時間対応)
メール:truffle@d7.dion.ne.jp(24時間対応)

まで、お願いします。
明日も、できたら、なにかご紹介しますね。
インスタグラムもアップしてますので、どうぞご覧ください。



店主:八木

さくら

2015-04-02 19:31:11 | Weblog
3月になっても中々春にならない日が続きましたが、先週から気温が上がり始め、ここ2~3日で、ソメイヨシノの開花も一気に進んだようで満開だそう。
鹿ヶ谷辺りの琵琶湖疎水沿いでは、先週末にようやく枝先の蕾が開いたと思ったとこですが、2~3日で8分~満開になったので驚きました。
しかも雨の予報と来ては、あっという間に散ってしまいそうな今年のサクラ。
ソメイヨシノ以外にも枝垂れや八重や山桜もありますので、もう少し楽しませてもらいたい今年のサクラ事情です。

アンティークストリュフ、スタッフのsabaeです。
あまりにも更新しなかったので、自己紹介させていただきました。
2年ぶりです。
前回記事でも2年ぶりとか言っているので、夏冬オリンピックのない年にしか更新していないブログです。こんにちは。

トリュフでもなんだかんだと植物を植えておりますが、春になるとそれぞれ蠢き始めます。
今蕾が膨らんでいるものは、サンショウ、フジ、ニリンソウ、ブドウ辺りで、サクラが終わっても何かと楽しめる春はやはり愉しく、
いい加減な手入れでも、毎年何かしら咲いてくれるのがありがたい。
 


植木の手入れも愉しいものですが、このままバラの開花までは頑張るものの、その後は手が回らなくなるのも毎年恒例です。
それでもなんとかバラだけはちゃんと咲かせたいと思っております。

そんなバラの開花直前、裏庭仕事の正念場ともいえる、4月25(土)、26日(日)に、「第2回 京都ふるどうぐ市」に出店させていただきます。



自ら骨董屋、アンティーク屋でもある主催者の方々が、全国から探し出し声をかけて集めたこだわりの50店が、一同に会するイベントです。
昨年から始まった、年に1回のお祭りに、今年も声をかけていただいたので、店主共々楽しみに準備しております。

そういえばイベントのロゴに、ルビンの壺がデザインされている理由は訊いていないのですが、見る人によって全く違った価値を見出せる、歴史や物語の篭った品々を紹介しようという気持ちなのではないかと想像したり。昭和3年建設の元小学校を会場に、わくわくするひと時を過ごしていただけるよう頑張ります。


元立誠小学校という、京都のど真ん中のロケーションで、他県からのアクセスも比較的容易と思います。
会場でお会いできれば幸いです。

sabae


マザーウォーター

2011-08-15 11:15:49 | Weblog
「もたいまさこの食いしん坊万歳」

トリュフからも、椅子やテーブルを撮影に提供させていただいたので、
すごく観たかったのに、忙しさにかまけて見逃してしまった映画「マザーウォーター」。
マルツにDVDを借りて、ようやく観た感想は、一言で言えばこんな感じです。
とにかくもたいまさこが、ほとんどの出演シーンで、何かしら飲み食いしている。
トリュフの椅子やテーブルも確認できたし、楽しかったとしてもいいのですが、
これだけじゃあんまりなので、もう少し。

登場人物は皆、徒歩で移動する。
乗り物には乗らないし、走りもしない。
歩き方もゆっくりで、そういえばサンダル着用率も高い。
公開時の宣伝で、京都を舞台にと言っていたと思うが、
作中では「ここ」、「この辺」、「この町」としか呼ばれない。
主要な登場人物も京都弁(関西弁)は使わない。
タイトル通り水を身近に感じられる、架空の小さな町を舞台にしている。
この辺の住人(含む俺)なら、見覚えのある水も多い。水源は色々。
そんな川や疎水や地下水脈のように、どこかからこの町に流れてきて、
ひと時混ざり合うような人々の暮らしが淡い濃度で描かれる。
年齢はばらばら、下は1歳半ぐらいから、上は年齢不詳まで。
人物の背景はあまり語られないが、皆何かしら事情があったりなかったりするようだ。
毎日の生活や交わす言葉の端々に、時に現れたりもする。
合流し分流しながらも、それぞれの流れは続いていく。
きっといつか海に帰っていくのだろう。

どうしても抽象的になってあらすじになりません。
ともすればネタバレになりそうなので、断片的な印象だけを。

個人的に好きな役者さんばかり出てくるので、知ってる場所で、彼ら彼女らが動いてるだけで嬉しい。
京都の方はいらっしゃらないとは思いますが、京都の人間より京都っぽいですね。
シリーズの「かもめ食堂」、「めがね」、「プール」でもロケ地の方よりそれっぽかった筈。
「プール」は未見ですが。

京都をロケ地にしたこの映画の味は、左京区出身の私には驚くほどなじみのある物で、
京都的と言うより左京区的、と言ったほうがしっくり来る。
ロケをした場所も店も、左京区が多く、知っている所もちらほら。
想像以上に近所でやってたようです。知らんかった。
もっともお店や神社など左京区以外の場所も出てくるし、
左京区から伏見区まで10km程を、徒歩で移動しているような気もするが気のせい気のせい。
あくまで「この町」の話で、味のベースは左京の出汁という感じ。
作中出てくるお料理は、飯島奈美さんのお料理なんですけどね。
相変わらず、うまそうです。
エンディング近く、もたいまさこが、市川美日子さんと公園で食べる玉子サンドは、「コロナ」がモデルでしょうか。
すごくおいしそうだった。(特典映像にレシピ有)
住宅街の普通の公園で、日常の一部としてこんなお弁当を食べる幸せ。
ちょっと努力すれば誰でも手が届く、そんな幸せの見本。
俺さえ頑張れば、明日にもできます。
その見本を示してくれた、この映画は私にとって思い出の作品になることが、俺会議で決定しました。
今度DVD買います。

映画本編もよかったが、おまけの特典映像も楽しめた。
特に市川美日子さんが京都を散策される、「イチカワの京都散歩」がよかった。
疎水、哲学の道界隈の場所を散策される、京都一人旅のお手本のような経路。
途中トリュフに来てくれてもいいんじゃないか?と思う程近所の場所出すぎ。うらやまし過ぎ。
経路として考えると順番がおかしいところはありますが、編集の都合でしょう。
初日最後に「コロナ」で玉子サンドを食されますが、コロナのじーさん現役だったんだ。
齢90は超えて居られるはずだが(調べたら96歳だそうです。)、動いておられる映像を見られたのは眼福。
今度是非行ってみよう。と言うか早く行かないと。



鑑賞後散歩に出たくて仕方がなくなって、作中に登場した玉岡児童公園に行ってみた。
もたいまさこが藤森神社で水を汲んでたのと同じ、タイガーの「SAHARA」には、
公園のすぐ近所の赤の宮神社でいただいた水が入っております。
豆腐は浄土寺の高松豆腐店の物。
さすがにこの場で一丁食いはしませんでしたが。
地元の水と年寄り(高松さんは80代です)に、感謝するのも、
この映画の余韻を楽しむには似合っていると思うので。

あと出演シーンは少ないですが、以前雑誌の取材でトリュフにいらした、
伽奈さんが重要な役で出演されています。
雑誌の取材時には私も店にいたのですが、お顔も確認できない程の一瞬のご滞在でしたから、
一方的にご縁を感じているだけなのですが、ますますのご活躍を祈念しております。
とまぁ、そんな素敵な映画です。
機会と興味のおありの方は是非ご覧ください。

sabae

もたいまさこさんだけ文中敬称略にて失礼いたします。「もたいまさこさん」って字面がどうにも嫌だったので。




CATH KIDSTONでの思い出

2010-05-02 17:44:10 | Weblog



先日京都大丸に行ったとき、
キャスキッドソンのオンリーショップが1Fにオープンしていると思い、
立ち寄ってみました。
オープンから一週間ほど過ぎていたのに、すごい人で賑わっていました。
やっぱり可愛いな~と商品を見ながらも、
飾ってある売り物でないアンティークの品々も熱心に見てしまいます^^。

キャスキッドソンがロンドンのホーランドパーク(ノッティングヒル店)に出来た頃
(その後チェルシーにまた一店出来たと思います)
買い付けが終わって帰国する日に、キャスと、その斜め向かいの
サミュエルアンドビショップというキッチン用品のお店に行くのが
すごく楽しみで、お決まりにしていました。
(夫は、その近くのジュリーズバーという素敵なお店で、
私のルンルンな時間を待っててくれました)
キャスさんご本人もお店におられたことがあります。
(あの、本に載っている可愛い犬さんもいはりました)
キャスさんは、スタッフの方よりもっと優しくて、感じが良くて素敵な方だと思いました。

キャスさんのお店はアンティークも売られていますので、少しではありますが
私たちのお店で売るための仕入れとしても購入していました。
(ずっと以前の、まだ丸太町の店の頃です)
アンティークでないキャスさんの商品も置いてみましたが、
一瞬で売れてしまいました。

あるとき、キャスさんの店内にダンボールが積まれていて、
キャスさんが自ら梱包を解き、中からアンティークの大サイズのほうろうフレンチジャグが
何十個も出てきました。すごい数だったので
恐らくですが、フランスから届いたのだと思いました。
まだ値段も付いていないのに、選んでもよいか尋ねてみると
キャスさんは快くOKして下さって、嬉しく購入しました。

キャスさんからのアンティークの商品を買ってくださったお客様には、
その頃はまだ日本でキャスさんが知られていなかったので
お伝えしてこなかったのですが、
今だったら「これはキャスさんのお店で買ってきたんですよ」って
お伝えしたら、喜んでいただけるかなって思いました。

家では、いちご柄のペグバッグやテーブルクロスなど大切に
使い続けています。
可愛いからという理由で購入した3歳用位のワンピースは
飾っていましたが、
その後二人の娘が着ました。

画像のカップアンドソーサーも、
キャスさんのお店で見つけたもので、
トリュフのお店で商談の際などの
お客さまにティーやコーヒーをお出ししているものです。

今月13日に京都大丸にキャスさんが
ご来店されるらしいので、行きたいな・・・^^


ちはる