Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

Roseblood

2015-05-13 13:50:11 | 裏庭日記
先週末にようやくバラが開き始めました。
まずはツクシノバラ。ついでグルスアンアーヘン。




他ピース、ピーエルドロンサール、ブルームーンもそろそろ開きかけていました。
1年がかりで世話をして、楽しめるのはほんの一時ですが、まぁだから楽しいのかもしれません。
最近植物の成長が早くて驚きます。
それはすでに自分の成長が終わったという意味かも知れませんが。
sabaeです。こんにちは。
成長を止めない植物が妬ましいです。

とは言え花が元気だと虫や菌も元気なので、薔薇の季節の到来を忙しく楽しんでいましたが偶然にも5月9日。
翌日は母の日でしたが、何も用意していなかった親不孝者の目の前に幸運が。
タダで手に入るプレゼントがこんなところに。
大きく膨らんだ蕾を4つほど花束にして、多分喜んでくれたと思う。タダだけど。




無事花は開いたようです。

すみか

2015-05-10 19:12:55 | 裏庭日記
風薫る五月となりました。
新緑も鮮やかな大文字山の麓、truffleではことさら風が薫りむせ返るようです。
sabaeです。こんにちは。
(今更ですが・・・)先日出店した「京都ふるどうぐ市」は、盛況のうちに終了いたしました。
好天にも恵まれ、入場有料にも拘らず沢山の人ですごい熱気でした。
ご来店頂いた皆様、ありがとうございました。
また運営の皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、出店者の皆さんにもお礼申し上げます。
次回の開催はまだ未定だそうですが、来年の春にまたお会いできることを願っております。
散らかりまくっていた実店舗はようやく落ち着いて、お客さまをお迎えできるようになったと思います。

さてこの時期植物の成長が早く、ほんの2~3日とは言え店を空けると様相が変わってしまうほどです。
今年はどの鉢も花つきが良いようで、フジやスダチ、巨峰などは摘蕾しないと多すぎるほど蕾がついてくれていたので、

(スダチ。どの枝もこんなかんじで蕾がついた。)

(咲きました。蕾落としたんですが、まだ多いかも。)

水が切れると危険てなもんで、ふるどうぐ市日程中に水遣りに来たりもし、そのかいあってか、フジやスダチ、巨峰の花が咲いてくれました。
屋内の巨峰だけ水遣るの忘れて、蕾が10個程落ちましたけどまあいい。どっちみち落とすつもりだったんだから、ちょうど良かったことにしよう。




ゴールデンウィークも終わり少し落ち着いた心持ちですが、5月15日は葵祭で賑わう左京区の片隅に、お客様をお迎え出来たらと思う日常です。
(上賀茂、下鴨神社の神紋、フタバアオイの花(地味)も咲きました。)

Cool Green World

2015-04-07 22:16:30 | 裏庭日記
先日、琵琶湖疏水沿いのサクラもそろそろ終わる時期に、代わりと言う訳ではないのだろうけれど、サンショウの蕾が開きかけだったので急いで収穫。

最も鉢植えの小さな木なので、25g程のささやかな量です。問題は何に使うかということなんですが、何の用意もなかったので塩昆布に入れてみよう。
普段冷凍してためている昆布に、これだけじゃ足りないので新しい昆布も、折角だから豪勢に足して酢水に漬けておく。
1時間ほど置いた後、鍋に移し醤油で味付けて、落し蓋をして煮詰めていく。
途中水を差しながら柔らかくなるまで煮て、甘味とテリを出すために味醂を入れて煮詰める。
醤油色になると見た目が悪いので、お湯に通したサンショウの蕾を散らして冷ましたら出来上がり。
蕾の色がそこそこ残っていたら、まぁ良しとする。毎日の弁当に入れたらすぐ無くなる量ですが、自前のサンショウの蕾は1年1度のことなので、暫くの間愉しみます。

この手の煮詰める料理には、ヤットコ鍋が使いやすいです。アルミで熱伝導がいいし、煮汁が対流するので火にかけっぱなしでいいし、持ち手がないのでコンロの上で邪魔にならない。見た目も可愛いし、プロっぽい道具を使うのも楽しいです。


サクラもサンショウも終わった鹿ヶ谷で、ニリンソウやフジが開き始めました。

店の植木もまだまだ寂しい姿ですが、バラも蕾をつけ始め、初夏に向けて賑やかになっていくと思います。
きれいに咲いたら、また勝手にご報告いたします。

sabae




裏庭日記 v6.7

2011-10-06 19:35:36 | 裏庭日記
私が寝ている部屋の窓の外、2mぐらいのところにユリノキが生えている。
夏の間は部屋から見える範囲でもアブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミの3種6匹程張り付いていたりするので、
毎朝セミに叩き起こされるような日々でしたが、この頃は静かなもので、季節の移ろいを感じます。朝夕は寒いし。
sabaeです。ここ数日肌寒い日が続き、すっかり秋も深まったかのようです。
蝉の代わりとばかり秋虫の鳴き声が風流ですが、押入れの中からコオロギの鳴き声がする気がしてならない今日この頃、如何お過ごしですか。

冬眠する訳でも無いのに食欲が満ちるこの季節。
取りあえず今安いものを買っておけば外れはありませんが、魚介類で秋の味覚と言えばサンマは外せない。
今年は豊漁だそうで安いので、我が家でも頻繁に食卓に上がっておりますが、付けあわせとしてどうしてもスダチが欲しいところ、
裏庭のスダチが収穫の時です。
苗を買ってから今年で三年目、去年は10個も実を付けなかったのですが、今年は花付が良く、摘蕾が面倒なほどでした。
と言っても鉢植えで、小さな木ですから、せいぜい20個程に減らして育てていましたが、一つ、また一つと収穫しつつ、「今日はサンマを食べるぞー!」なんて気合入れてスーパー行ったり、ちびちび楽しんでいました。
花の時期からこちら何ヶ月と楽しみにしてましたからね。

そしたら、徳島の親戚からスダチを大量に送ってきました。


多い。
写真でも1/3量です。
今までの俺の努力は。
だいたい漁村でもないので毎日サンマを食べる訳ではなく、スダチ飯(あつあつご飯に削り節を乗せ醤油を垂らし、スダチを搾りかけた所謂ネコマンマ)も毎日は食べないわで、どうやって消費するかも悩むところですが思いついた。

ポン酢にすれば日持ちするんじゃね?

要は柑橘果汁に昆布と削り節を入れて、醤油で割ればいいんだろう。
んで、作ってみた。
初めてですが、よっぽど分量がおかしくない限り大丈夫なはず。
今までポン酢醤油と言えば、ミツカンか頑張って澤井醤油だったのが、いきなりランクアップしたような気がして気分もリッチに。
味的にはランクダウンかも知れませんが、まだ味見していないもので乞うご期待→自分。
参考にしたサイトによると3ヶ月は寝かした方が良いという事で熟成中です。
サンマの季節は外しそうですが(サンマにポン酢醤油も良いですよね)、鍋の季節には活躍してくれるでしょう。
ちょっと楽しみですが、自家製スダチを育てる意欲が無くなりそうです。

sabae


joni mitchell "mingus"


裏庭日記 v6.0

2011-08-03 18:58:37 | 裏庭日記
店の前の通りを下校する、小学生の行列を見かけない。
そう言えばもう夏休みなんだなと思いながら、
下校児童たちの喧騒が聞こえないのも少々寂しい。
毎年の事とは言え、夏休みは子供達には楽しみにしていた大イベントだろう。
親御さんたちには、ご苦労様ですとしか言いようが無いが。
sabaeです。
お久しぶりです。
長いブログ休みでした。

今年の春も裏庭では、色々花が咲いてくれ、ミツバチはじめハナバチの仲間やアブ、チョウ達が受粉してくれてました。

(ツクシノバラとマルハナバチ)


花の季節はまるっとスルーしてしまいましたが、実の収穫のご報告。



巨峰です。
実が小さくて、不ぞろいですけど巨峰です。
苗を買ってから3年、ようやく実を付けてくれました。
実が熟すのが早すぎる気もしますが、屋内で天井が半透明のプラスティック波板なので、ちょうどビニールハウスのような環境になっているせいでしょうか。こいつはマルツが世話をしているので、是非味わわせてあげたいのですが、丁度買い付け旅行中。かと言って収穫しないわけにもいかず、撮影の小道具にした後、マルツの娘達に進呈。2粒分けてもらった。
小粒で酸味は強いが、甘みもしっかりあり、好きなタイプの味でした。



ブルーベリー。
2株ある内の1株が沢山実を付けました。
ちょっと欲張りすぎたかとも思いましたが、充分大きく育ってくれて、連日収穫に勤しんでおります。
あまり鳥に狙われることも無いようで、それって味がお気に召さないと言うことかと、若干寂しい気もしますが、ゴミを漁るカラスにも、登下校時の児童にも見向きもされていない。
いや、良いんですけどね。管理が楽で美味しいので、もう何株か増やして、ジャムが作れるぐらい育てようかとも思っております。

しかし最近の児童はお行儀が良いと言うか、コンプライアンスが行き届いているというか、そこらへんの家に成っている果物を盗んだりしませんね。
私が子供の頃などは、食べられる実は人んちの庭に忍び込んでまで、盗み食いしていたような。柿、枇杷、柘榴、無花果の大物から、スグリ、グミなど小物まで。山に入って、自生してるよく分からない実まで口に入れていたので、今にして思えば相当危険な気もしますが、友達の誰かが詳しかったりして生きながらえたようです。

先日疎水沿いを歩きながら通勤しましたが、道々植わっている木など見ていると、ビワやヤマモモが実をたわわに実らせている。にも拘らず、誰も食べない物だから歩道が落ちた実で埋まってました。この辺の鳥達は舌が肥えてやがるのか、はたまた味の悪い実なのかは分かりません。ひょっとして山に食べ物が多くて、里まで来なくなっているとしたら何よりですけれど。
誰も食べなかった実を少し寂しく眺めながらも、食べる相手が居ようが居まいが、毎年実をつける木々を頼もしくも思ったり、去年と同じ夏が巡って来ることを幸せに感じたりしながら、日々働いております。

sabae


Tom Waits "Glitter and Doom live"