奈良大和路なのになぜ京都? 番外編ということでお許しを・・・・・・・
大原の里は、古くは世俗を捨てた念仏行者の隠れ里あり、この地に建つ三千院は皇族や親王が住職を務めた門跡寺院の格式を伝え
境内の往生極楽院では、阿弥陀三尊が千年にわたり人々を迎えている。
往生極楽院は平安末期に建立したと伝えられている。この時代は仏法が衰退した末法(まっぽう)の世とされる、この時期、武士の台頭に
ともない、平安時代の貴族世界が崩れ去ろうとしていた。人々は不安を募らせ西方浄土を司る阿弥陀如来に極楽往生を祈る浄土信仰が
流行、各地で阿弥陀如来が祀られた。