臨済宗妙心寺の本山、鎌倉時代花園法皇が自らの離宮を禅刹に改めたのが始まりであるが、その後足利義満の圧迫や
応仁の乱などで一時荒廃するが細川勝元の支援を受けて復興、次々と名僧を輩出したため武士層が帰依し大いに隆盛した。
現在も広大な山内に46の塔頭寺院が点在する。
妙心寺の伽藍配置は北へ向かって三門、仏殿、法堂、寝堂、大方丈、小方丈、大庫裏など禅寺大伽藍が一直線に甍をならべている。
直線に延びた石畳に沿って立ち並ぶその景観は、まさに日本最大の禅寺にふさわしい威容を誇る。
全国に関係寺院3500ヵ寺、僧侶約7千人、教育機関として花園大学、花園高校、花園幼稚園があり、禅専門の修行道場は
21を数える。