ぶどうやイチジク 秋の果物が出回り始めましたね。
当院のある北播磨地区は 大好きなイチジクもそうですが、ぶどうの生産も積極的にされています。
三木や加西 など有名なぶどうが多く、JA直売所でも購入できます。
当院のある東条地区にも有名なブドウ農家さんもあります!
今日はブドウの栄養価のお話を書いてみたいと思います。
ぶどうはワインの原料ともなり、赤ワインにはポリフェノールが豊富に含まれることは有名ですね。
ぶどうにはポリフェノールが豊富です。ポリフェノールは抗酸化作用があり、特に皮や種の部分に多く含み、癌や動脈硬化の予防に効果があるといわれています。
またその中のアントシアニンは色素成分で赤色や黒色のぶどうにたくさん含まれており、目の疲れなど視力回復につながる成分として注目されています。皮の渋み成分であるタンニンもポリフェノールの一種です。
また、ぶどう糖という言葉の通り、糖質を多く含みます。ぶどうには果糖とぶどう糖が含まれます。脳や体を動かすエネルギーとして利用できます。一方、吸収されやすい糖分ですので、糖尿病の方では急な血糖上昇に要注意です。
ぶどうやワインの酸味成分である、酒石酸という成分も含みます。ぶどう特有の栄養素のようです。
酒石酸は消化吸収されにくいため、腸管まで届き、腸内細菌のエサとして利用されます。腸内細菌が活発になり、腸内環境の調節につながります。
その他、ビタミンやミネラルも大変豊富です。
ぶどうも私が小さかった時に比べてずいぶんと種類が増えましたね。
先日、道の駅にブドウを見に行った時にも 表が張ってあり、何種類もの(10種類はあったと思います)ぶどうのそれぞれの風味、香り、甘味や酸味の特徴などが記載されていました。
時期で少しずつ手に入るぶどうも変わってきますが、品種によって食べ比べてみてもとても楽しいですね。
旬の食材をぜひ手に取って楽しんでみてください。