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兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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眠る前の読書習慣 青い光では逆効果?!

2022年02月04日 | Weblog

眠る前に読書をするという方、割といらっしゃいますか?

私は子供たちと一緒に寝るので、電気がつけられない という理由で、本を読むのは朝早くもしくは合間時間が多いのですが。

眠る前の読書は 本を読むうちに眠気を覚え、自然に眠れるというので良いですよね。

テレビを見たり、スマホを触っているより 断然眠りに対しては良いと思います。

けれど、読み進めるうちにどんどん目が冴えるってことないですか?

本の内容もあるかもしれませんが・・・枕元の照明の色によるかもしれません。

 

おうちの明かりは青白い蛍光灯と温かみのある暖色系の白熱灯の大きく2タイプあります。蛍光灯の明るい光は太陽光に近いイメージです。朝、太陽の光を浴びると全身が目覚めるように活動的になり、頭が働く作用があります。

これに対して、温かみのある暖色系の自然灯は人の気持ちを落ち着かせる作用があります。

この光にはメラトニンと言って睡眠ホルモンと呼ばれる物質を体の中で作りやすくする作用があります。脳に働きかけて眠りに誘います。

 

メラトニンは青い光の下ではほとんど作られません。蛍光灯だけではなく、白色・青色LEDの光も同じです。

青白い光は眠りには逆効果なのです。ですから、せっかくの読書をLEDの強い光のもとで習慣にしていたら、目が冴えて眠気が遠のいてしまうのです。寝室での読書は暖色系の光を使ってみてください。

最近は調光機能の付いた照明器具もありますね。暖色・蛍光色と使い分けれるとよいと思います。

 

青白い光という意味ではスマホやタブレットのブルーライトも同じです。タブレットで読書 はちょっと脳が覚醒しやすいでしょうね。どうしてもタブレット読書の場合はブルーライトカット眼鏡やフィルターを利用が良いと思います。

 

メラトニンは入眠に大事なホルモンですが、抗酸化作用もあり、アンチエイジングやがん予防もあるといわれています。

光の効果でメラトニン量が変わるとしたら・・・

ちょっとした心がけで、睡眠によい読書ができるとよいですね。




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