おはようございます。
ヒノキの花粉が全盛を迎えていますね。黄砂もあり、お空が黄色く見える日もあります。
桜の散歩を楽しんだ翌日は朝から目が腫れぼったく、鼻がでて・・・油断してしまった~と後悔しました。
昨日の外来でも、花見の後に目のかゆみやくしゃみが止まらない
ここ1週間、鼻がひどくなってしまった そういった方が多く来院されました。
花粉症の症状といえば、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが代表的ですが、のどのイガイガや肌のあれなども症状にあります。
近年は果物や野菜、ナッツ類を食べた時に口の周りや口の中にアレルギー症状がでるケースもまれにみられるようになっています。
口腔アレルギーは特定の野菜や果物を食べた時に、唇やのど、下に腫れやかゆみといったアレルギー症状が出る病気です。この時、人によってはアナフィラキシーショックといって、とても重い症状が出る場合もあります。
口腔アレルギーと花粉症が関連付けられるようになったのは、口腔アレルギーの原因となる食物に含まれるたんぱく質と花粉症を引き起こすたんぱく質に共通の構造が見られたためです。実際に口腔アレルギーを発症する患者さんには花粉症の方が多く存在します。
口腔アレルギーに対しては、アレルゲンとなる食物の摂取を控えることが対策の第一歩となります。注意したい食べ物はバラ科の植物(りんご、桃、梨、サクランボ)やウリ科の植物(きゅうり・ズッキーニ、メロン、スイカ)その他にもトマトやバナナ、キュウイ。
花粉症を発症している方は、ご自身がどの草木の花粉でアレルギーを起こすか把握されていますか?
花粉症の原因となる草木の種類と口腔アレルギーの原因となる食物の間にはある程度、相関関係があるため、食材を選ぶときには参考にされるとよいと思います。
【スギ・ヒノキ】・・・⇒トマト
【シラカバ】・・・⇒セロリ・ニンジン・りんご・桃・梨・サクランボ
【ブタクサ】・・・⇒きゅうり・ズッキーニ・メロン・スイカ・バナナ
【ヨモギ】・・・⇒セロリ・ニンジン・りんご・キウイ
花粉症の原因の草木がわからない方は簡単に採血検査でアレルギー反応の有無を確認することができます。
じんましんの原因食品や要因を調べることは、目星をつけるのが難しいので困難なことが多いですが、花粉やハウスダストなどある程度の原因は知ることができますので、希望のお方はお声がけください。
今日もお花見日和ですね。花粉症・紫外線対策をしっかりして お出かけください。
本日は当院、午前診療です。よろしくお願いいたします。