菊芋、糖尿病に良いだとか 巷で話題になっているのは知っていましたが、初めて食べてみました。
大量の菊芋をいただきました。
芋というより、見た目は土つきのショウガのようです。
ごしごし洗って、皮ごといただきます。
生でスライスというサラダの食べ方もあるようでしたが、子供が多分食べないと思ったので、片栗粉にまぶして素揚げにした後、砂糖醤油の甘辛に絡めてみました。
カリカリのほくほくでおいしかったです。洗うのが少し大変でしたが、素揚げのそのままは不評でしたが、甘辛は好評でした。
で、菊芋について少し・・・
芋とは言いますが、キク科の植物のようですね。
繁殖力がとても強いようで、頂いた方も放っておいたら大量にできたので。とおっしゃっていました。
注目されているきっかけが、「イヌリン」という成分です。
イヌリンは菊芋以外にゴボウやニラ、ニンニク などに含まれている多糖類の一種です。
イヌリンは糖類の仲間ではありますが、人間の場合、分解酵素がないので吸収をされずに大腸の腸内細菌叢によってはじめて代謝されます。
そのため、水溶性食物繊維の一種にも分類されています。
水に溶けることで、ゲル化するため、食物の移動をゆっくりにして血糖上昇を緩やかにする作用があります。また、腸内細菌を整える作用があるそうです。
食物繊維なので、便秘の解消にも良いですが、一部の方ではお腹を下してしまうケースもあるようです。
血糖上昇を抑えるという意味では糖尿病の方の食事に取り入れるのもよいのかもしれません。
が、私は一つの食材だけに偏った健康志向は好ましいと思いません。
菊芋しかり、他食材でもバランスよく取り入れてそれぞれの良い成分・良い効果の恩恵を受けられると良いですね。
まだまだ大量に菊芋があります。おすそ分けもしながら、しばらく楽しみたいと思います。