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日本脳炎のワクチンについて

2021年01月26日 | 医院

日本脳炎ワクチン接種は必要なのか - QLifePro 医療ニュース

日本脳炎ワクチンは現在2社で製造されています。
「阪大微生物病研究会(阪大微研)」が製造する「ジェービックV」と「KMバイオロジクス(KMB)」が製造する「エンセバック」です。
このうち「ジェービックV」に製造上の不具合がみつかり、4月から出荷停止されることとなりました。

このため、しばらくの間、日本脳炎のワクチンが大幅に不足することが見込まれています。

 

そのため、厚生労働省では各自治体に向けて下記のような通達がなされています。

 

1.日脳ワクチンの供給見通しについて

ジェービックVの供給状況を踏まえ、KMBに日脳ワクチンの増産を依頼し、2021 年度には、2020年度と比較して、100万本程度の増産が行われます。この増産分を 勘案しても、2社合計で、2020年度と比較して、2021年度は、80万本程度供給量 が減少する見込みです。

2.日脳ワクチンの定期接種に係る対応について

2021年度の特に前半において、日脳ワクチンの供給量が大幅に減少し、出荷量 の調整が行われる見込みであることから、当面の間、以下の対応をお願いします。

(1)医療機関等の対応について
1 必要量に見合う日脳ワクチンを購入いただくこと。
2 供給が安定するまでの間、4回接種のうち、1期の2回接種(1回目及

び2回目)の接種を優先すること。 (ただし、定期接種として接種が受けられる年齢の上限※が近づいてい る場合には、定期接種で受けられる年齢を過ぎないように、2021年度内 に接種を行うこと)。

※1期(1~3回目接種)は、生後6か月から生後90か月に至るまで、2期 (4回目接種)は、9歳以上13歳未満が対象。このほか、特例措置とし て、2007(平成19)年4月2日から2009(平成21)年10月1日生まれの者 は、9歳以上13歳未満の間に、定期接種として1期の接種が可能。また、 1995(平成7)年4月2日から2007(平成19)年4月1日生まれで、20歳 未満の者については、4回の接種が終了していない場合には、定期接種 として1期及び2期の接種が可能。

 

 

 

現在、どちらのワクチンも出荷調整がかかっており、ほとんど流通しておりません。

ワクチン不足に対応するため、当面の間は3歳のお子様への接種が最優先となります。

なお4歳以上でもまだ1回も接種していないお子さまについては優先的に接種させていただきます。

また、定期接種(無料)の対象年齢ぎりぎりのお子さん(3回目の7才半未満、4回目の13才未満、特例の20才未満)についても優先的に接種させていただく予定です。

3回目の接種は2回目から1年以上あいても問題ありませんので、期間に余裕がある方は、接種予定の延期をお願いいたします。

なお、ワクチン入荷日に関しては、通常よりお時間がかかります。そのため、摂取希望日がある場合は余裕をもって、ご連絡ください。

また、ワクチンが入荷しましたら、こちらからご連絡させていただく形になりますことを、ご了承ください。

 

ご迷惑をおかけしますが、ご協力のほどよろしくお願い致します。

不明点がありましたら、医院の問い合わせフォームもしくはお電話でのご連絡お願いいたします。

 


 


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