兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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高血圧のお話④ 食事に関して

2023年02月22日 | 病気

もう2月も下旬ではありますが、昨日は朝から雪景色でした。

さらに、午後には吹雪のような雪が降り、なかなか暖かくならないな 今年は雪がすごく多いな と感じました。

今朝もすごく冷え込んでいます。体調崩しやすくなりますので、ご注意ください。

 

高血圧の話の続きです。

ご自身でできる生活習慣の改善に関してですが

食事療法に関しては 主に必要なのは減塩です。

塩分に含まれるナトリウムは生きていくうえで欠かすことができない栄養素ではありますが、摂りすぎは良くありません。

体内のナトリウムが多すぎるとそれを薄めようとして、血液中に水分を取り込もうとするために血管の中の血液量が増え、血圧が上がります。

入院すると血圧がぐっと下がり、降圧薬が不要になる方がいらっしゃいますが、そういう方は特に 普段の食生活で塩分が多いと考えられます。

減塩食を召し上がるだけで、血圧が正常になっているのです。

日本人は特に塩分感受性が高いと言われています。つまり、減塩での血圧降下作用が強いです。

 

塩分量を日常的に測ることはなかなか難しいですが、高血圧治療では1日塩分量を6g未満に抑えましょう と推奨されています。

日本人の1日塩分摂取量が平均で10.1gと言われていますから、かなり厳しい目標ですが、少しでも減らせるように意識してみてください。

・加工の肉や魚は避ける(ウインナー・ハム・かまぼこなどの練りもの・干物など)

・お刺身などは お醤油を回しかけるのではなく、端にちょこっとつけて食べる

・おみそ汁などの汁ものは具沢山に 汁少なく。回数が3回の人は2回へ 2回の人は1回へ 

・うどんやラーメンの汁は残す

など工夫の仕方があります。

また、野菜や果物を積極的にとると、カリウムという成分が摂取でき カリウムはナトリウムを体外に排出する働きがありますので、結果として血圧には良い効果がもたらされます。

その他、カロリーコントロール(体重管理)や良質のたんぱく質の摂取(魚・乳製品など)をとることで血管構築を助けるのも必要です。

 

今日は高血圧のお食事のお話でした

今日も寒そうですが、気を付けて過ごしてください。

 



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