兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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自宅血圧と病院血圧

2021年11月20日 | 病気

朝晩が冷え込む季節になりました。

外来で血圧測定をしていても、いつもより10-20くらい上がっていて、うわっとなっている患者さんも見受けられます。

ちょっと血圧あがるとびっくりしますよね。

寒くなると血圧は上昇しやすい傾向にあります。冷たい水に手を付けるだけで平均で血圧は10-20mmHgくらい上昇します。これは血圧を調節する交感神経が刺激されて、血管が収縮することが原因です。

また、寒い季節になると鍋などの塩分が多い食事がおいしくなります。また発汗が少なくなったり、運動量が減って体重が増えることなど様々な要因で血圧が上がることになります。

晩酌をする人などはお酒を飲んだ直後などは血圧が一時的に低くなりますが、その後、朝方には再び血圧上昇するモーニングサージが起こりやすくなり注意が必要です。

 

外来ではほとんどの方が車で来院され車を運転することや、外に出る(寒さにふれる)だけでも血圧が上昇する傾向があります。あとは、慣れた先生が相手でも白衣高血圧といって、診察室に来るだけで血圧がぐっと上がってしまう人がいます。この辺りは個人の性格(性質?)なのでどうしようもないのかなと思いますし、診察室血圧を良好に保つことより、自宅での家庭血圧を良好に保つほうがよほど重要だと思います。

 

 

そこで、血圧が変動しやすい寒い季節に向かっていますので、改めて家庭血圧測定をお勧めしています。

家の血圧計はあてにならない

などとおっしゃる方がいますが、測定方法や器械の見直しなどで改善可能かなと思います。

そちらに関しては次回、お話書きます。

 

週末はどうしてもワクチン接種やちょっと体調不安定な方で込み合います。

今日も時間に余裕をもって来院してください。よろしくお願いします。

 


 


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