兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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減塩生活を送るために

2022年05月18日 | 病気

当地域での町ぐるみ健診が先週末終了しました。

町ぐるみ帰りだと~と何名かクリニックによってお話しされたり、この間行ってきたよ と報告してくれる方も多くいました。健診で血圧などはすぐにわかるので、高かった~ 大丈夫だった!などなど・・・

 

50‐60代では(男女とも)約半数もの方が高血圧だという調査結果があります。

高血圧を改善する方法の一つは「減塩」です。それには塩分摂取量を減らして、余分な塩分を体外に排出することがポイントです。

 

日本人が摂取する塩分の7割は調味料が占めています。

食塩はもちろんのこと、醤油や味噌には小さじ1杯(5㏄)でも1gの塩分が含まれています。

 

減塩への取り組みはまず、醤油と味噌の使用量を減らすことから始めてみてください。

これらを目分量で使用している方は、計量スプーンで測って料理に加えるようにしてみてください。

 

醤油や味噌を減塩されたものに変えることも効果的です。塩分を半分程度に減らすことも可能です。

ただし、ここで注意が必要ですが、うす口しょうゆ ってありますね。

塩分が薄いと思いがちですが、塩分量は濃い口しょうゆのほうが少ないのです。うす口って薄味ではなくて、淡い色合いのことを指しています。

塩分濃度でいえば うすくちしょうゆは 約18%の塩分

         濃い口しょうゆは 約16%の塩分 

うすしお醤油というものもあって こちらは約12%の塩分、減塩醤油になると 約9%の塩分濃度です。

 

脱線しました。上記はよく患者さんでも誤解されている方がいて、付け加えてみました。

成分表示、確認してみてくださいね。

 

お料理の味が薄くなると不満が起こるかもしれませんが、みそ汁を例にすると10日間で74.1%の人が薄味に慣れたという調査結果もありますよ。最初は大変かもしれませんが、慣れます

 

塩分摂取量は1日6g未満と推奨されています。しかし、日本人の平均的な摂取量は約10g。

このことから日本人の食生活を急激に世界的な基準に合わせるのは難しいとされています。

 

このため、食事の塩分を控えることに加えて、取り込んだ身体の中の余分な塩分をきちんと排泄することが必要だと考えられるようになりました。

 

その方法の一つとして、体内の塩分を排泄する作用のあるカリウムを積極的に摂取することが提案されています。

 

カリウムは野菜や果物、わかめ、昆布などに豊富に含まれているミネラルです。これらの食材を使ったメニューを食卓に増やすことが減塩生活を送るためのコツになります。

ただし、腎臓が悪い人などはカリウムを控えなければならない場合があります。

主治医の先生ともよく相談してくださいね。

参考になればうれしいです。

 

 

 

 

 


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