三好市では9月30~10月31日の約1か月間を祖谷平家まつり月間とし、様々なイベントを開催されています。
重末(しげすえ)八幡神社では毎年10月1日、五穀豊穣、氏子安寧を願って、獅子太鼓奉納、御輿渡御が行われます。
祖谷渓出身の案内人、井居さんの厚意により、秋祭りに参加し、皆で楽しくワッショイ!とお神輿を担ぎました。
階段をのぼり、八幡神社に到着。中に入り席につくと、お弁当とお神酒での振舞いをうけました。
朝から三食目です。私をこれ以上太らせてどうするの?地域の皆さんと一緒にいただきます。
男性陣は神輿を担ぐため白の紋付袴と足袋を、おのおの身につけます。天狗装束と白装束になった6名は中々の「いでたち」です。御祓いを受け、いざ出発です。
平均年齢60歳以上の面々、大丈夫でしょうか?
神社の境内を出て鳥居の階段を下り数百メートル離れた御旅所まで担いで行きます。
がんばれ!我が会長、足が縺れていますよ!御旅所で一旦神輿を下ろして、ほっと一息。
お神酒を頂き、衣装を身につけた可愛い子供達の太鼓や鉦の音に合わせて二体の獅子が舞踊ります。
神社に御輿を担ぎ戻ります。、
最後まで担ぎ切りました。さすが団塊の世代!神社にもどり、獅子太鼓奉納をし、神輿を戻します。
真ん中で指揮者のようにかけ声をあげているのが教育長の杉本さんです。児童の数が減少し獅子太鼓の後継者を継承するため「八幡獅子太鼓こども教室」で伝承活動をされています。皆さんの集落をあげてこの歴史と文化を守っていこうとする意気込みが感じられます。
どうぞこのすばらしい文化を守り続けてください!
お別れの時が来ました。
お祭りの最中にも関わらず、皆さん集会場に戻ってくださり、いつまでもいつまでも見えなくなるまで手を振って、見送ってくださいました。テレビ番組「世界ウルルン滞在記」みたいです。熱い思いがこみ上げてきます。泣きそう!
最初から最後までお世話になった石川さん、文化の継承にがんばっている杉本教育長さん、蕎麦・こんにゃく体験でお世話になった下村夫妻、石川さんの奥様を始め郷土料理を用意していただいた奥様方、そして、暖かく迎えてくださった地域のたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。
本当に良い経験をさせていただきました。皆さんの温かいおもてなしに感謝します。
おわり