9月9日、土曜日、暮らし方研究会のセミナーに参加しました。テーマは「日本仏教の聖地、比叡山延暦寺を辿る…」です。
比叡山は初めてです。行きは坂本から坂本ケーブルで。
坂本ケーブルは全長2,025m。日本一長いケーブルカーです。車内からのびわ湖の眺めは、まさにパノラマ、素晴らしかったです。
参加者13名、延暦寺バスセンターに集合、ボランティアガイドさんの案内で世界遺産比叡山延暦寺を巡っていきます。
比叡山延暦寺とは、延暦7年(788年)に最澄が開創した、1,200年以上の歴史を持つ天台宗の総本山です。 国宝的人材育成の学問と修行の道場として、法然・親鸞など日本仏教各宗各派の名僧を多数輩出。日本仏教の母山と呼ばれています。さらにその歴史と伝統が高い評価を受け、1994年古都京都の文化財の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。延暦寺の境内は3つの地域に分かれており、東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)と区分されています。
まずは東塔・根本中堂へ向かいました。
東塔にある根本中堂は、延暦寺最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂にあたります。建物は国宝に、廻廊は国重要文化財に指定されています。今回、国宝の根本中堂ならびに重要文化財の廻廊の改修作業中の様子も見ることができました。入ってすぐの内陣までの廻廊の柱は、塗装を剥がした本来の木の色で、これから塗装されるとの事でした。1,200年灯し続ける灯明「不滅の法灯」のある内陣は厳かな雰囲気でした。最澄が一乗止観院を建てた際、仏法がいつまでも守り伝えられることを願って灯した法灯です。
おまいり後、修学ステージから屋根の高さまで登っての見学、今だけの本来見ることができない建物の様子を見ることができました。平成二十八年度から約十年をかけ大改修しています。
シャトルバスに乗り、横川へ。横川の本堂あたり、非常に美しい景観を見せてくれるのが横川中堂です。
西塔へ。第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。本堂は釈迦堂(転法輪堂)です。4時の閉堂ぎりぎり間に合いました。
皆さんで記念撮影して、今度は比叡山頂から八瀬まで、壮大な自然風景を楽しみながら移動できる叡山ケーブル・ロープウェイに乗り帰りました。標高差561mで日本一を誇るケーブルです。
ガイドさんの丁寧な説明、市街地より5度~6度低い気温、快適に効率よく巡ることができました。ありがとうございました。
これからの改修工事の進んだ様子にも関心があり、またゆっくりと訪れてみたいです。
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