Already 三丁目は夕日

徒然なるままの些細なブログ

あまレス症候群

2013-11-17 15:03:08 | 日記
何だかんだ言っても、NHKの朝ドラは見てしまう。今の「ごちそうさん」は「あまちゃん」から、180°転換されて通常路線に戻ってしまったようだ。前の「あまちゃん」ように、絶対にはないストーリーで明るい展開で「ハッピーエンド」に向かい、次回に期待させるような、普通の連ドラの短縮版から、朝ドラ特有の絶対には無いストーリーで生活臭がして、人間として「どう考えるか?」を投げかけるような、高飛車な目線で製作されたストーリー展開に戻ってしまったようだ。
核家族化した現実では、帰省した時しか発生しない「嫁姑問題」を、お得意様視聴者の団塊世代向けか?核家族化を先導をしてきた故に、団塊世代以前が経験した「嫁イビリ」をデフォルメして、組み込み、それを乗り越えて、明るい家族生活をして、その明るさが他にも自然と伝播してゆく、みたいな朝ドラのポリシーが見え隠れする。朝から「嫁イビリ」のシーンの連続を見ても、元気にならない。
それとも、今の日本は「おしん」がもてはやされた、経済成長期に戻ったと、NHKは思ってしまったのか?
有り得ない展開なのだけれど、馬鹿ばかしさは抑え目にしたストーリー方が元気になると思う。
「純と愛」みたいに、息切れしてしまうのも後免だが、朝から「これでもか!」という「嫁イビリ」を見て、元気になるのは、団塊世代の自由気ままな婦女だけだろう。自分でも嫁には知らずのうちに施しているんだからな。
「人からされて、いやだったことは人にしてはいけない。」と道徳の授業で習ったはずだが、悲しいことに「人にされて嫌だったから、他人にも経験させたい。」みたいな部分もある。うーん、それが伝統というコトバのダークな部分なのか。ただ、「耐えて耐えて耐えまくった後の幸せ」みたいな根性論はきらいなだけなんだが。
オープニングの曲も、有名ミュージシャン、旬の歌い手を持ってきて、お茶を濁しているところも「なんだかなぁ?」って思ってしまう。
NHKなんだから、シチョーリツとか、かたよった取材をかき集める「物質的な二次元ホードー」を意識しないでほしいな。
もしかすると、太平洋戦争と東日本大震災を同じ扱いにしているのか。本当は辛い思い、暮らしを強いられている人びとが、まだ居るのに「禍は去りました。もう、新しくて楽しい時代を歩んでいるのです!」とでも考えているのだろうか。
コメント
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