Already 三丁目は夕日

徒然なるままの些細なブログ

長距離走者は孤独ではない

2013-11-24 22:59:38 | 日記
先日、元上司が「秋田内陸100kmチャレンジマラソン」を10回完走記念と昔難儀した仕事に携わったメンバーで飲み会を開いた。元上司は今年で65歳、まだ10kmを40分を切って走る。とんでもない走力だ。「100kmマラソンは、俺のライフワークだから、何があってもエントリーする!」と言っていた。
もう今は練習時間を好きなだけとれる。練習量っていうものは、どれくらいなのか聞いてみた。
「今は月300kmくらいかな。」とさらり。そのあと、「あの容易でない仕事してた時は週末だけだったから、月は100kmくらいだったな。」と。そのあと続けて「今は仕事も無いから、完全Offは一日とるようにはしているよ。やっぱ、速度アップは筋トレに限るで!」と力説。んー、あのメチャクチャな仕事を、していたときもそれくらい走っていたとはなぁ、と関心。でも、走るとかしなければ、メンタルで参ってしまったと思う。
自分は、一週間でOffが五日でOnが二日しかないからなぁ。
100kmを完走出来なかった五年間というのは自分が部下で、あのメチャクチャな仕事をしていた時だった。そのことを話すと、「あの時はそれもあったけれど、一番の原因は手術してからあまり経っていなかったことなんだよ。決して、オメだちのせいなんかじゃなかったんだからな。」と。たしかに、この上司は癌の手術をしたあとであったことは確か。でも、どう考えても、あの仕事に携わっていなければ五年間のうち、最低でも一回は完走出来たはず。
あんなメチャクチャな仕事をしていた部下と、顔を会わせなくなってから10年近く経つのに酒を酌み交わしたい、とか言ってくるのは、サラリーマンアスリートの鑑なのかな。
自分の在籍時の功績をひけらかすのではなく、ただ、あの時に同じ思いをした、ということで、近くにいる部下と飲みたい!というのは、敬服するのみ。
閉めの挨拶で「80歳まで100kmマラソンを続けるのが、私の目標ですっ!」と言っていた。それまで、あと15回。
果たして、自分は80歳の時の完走を祝うことが出来るのか、不安になってきた飲み会であった。
コメント
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