心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

秋の山旅、常念岳、大天井岳へ。(その1)

2017-10-02 20:00:00 | 登山
バスの切符売り場に長蛇の列。
思わず顔を背けたくなる光景だが、紅葉の絶好の時季に晴れの天気予報。今年は何がなんでも山に行かねば。

朝イチのバスに乗れて上高地へ。
天気は晴れに向かってガスの中から山々が現れてきた。



人の波がバラけて段々と静かになる。朝の森はひんやりしているので、歩き始めのピッチが上がる。



梓川の向こうに明神が見える。
雲を従えた姿に他の登山者達からも歓声があがる。



今日の前穂高は少し秋めいている。
つい先日登ったことがもう遠い昔に感じられる。


約2時間15分で横尾に到着。
これからあの尾根を登っていくのか、と少しゲンナリする。



横尾から見た前穂高。
もう少しだけ眺めていたい。



横尾尾根に向かうのは自分だけ。
山荘前の賑やかさがウソの様にひっそりとしている。



最初のベンチから見た風景。
槍ヶ岳方面はすっかり雲の中。



標高2000m付近のベンチからの風景。
今日は寒気が入る予報だから眺望は得られないかな。



鬱蒼とした針葉樹の森にも秋の色合いがほんのりと現れている。



黄金色の色付き。



森林限界を越えると、青空と稜線が見えてきた。



あの道標までもうすぐ。長くて退屈な登りも終わろうとしている。



(続く)