北荒川岳は塩見岳側の崩落が激しいが、反対側はおだやかな斜面。
ここは隔絶された奥深い山の中とは思えないのどかさ。間ノ岳、農鳥岳に雪が積もった頃にまた訪れてみたくなるような場所。
ダケカンバがあまりにも絵画的。
この光景をしっかり記憶に焼き付けよう。
塩見岳へは崖の縁に沿って登る道がついている。何だかゾワゾワする。
登山道はザレた急坂。しかも右側は崩落著しい崖。ゾワゾワどころかゾッとする。
脇目も振らず滑り落ちに注意を払い、なんとか途中まできた。振り返ればこんな登り。本当によく頑張ったもんだ。
北俣岳への分岐に到着。ここまで来れば緊張が一気に解れ、どっと疲れが出る。
ここから見える塩見岳。
こちら側からは岩場の登りがないみたいだから楽勝かな。
登り、とはいえ、これくらいなら容易いもの。
もう山頂へは手が届きそうな距離。
(東峰から)西峰を見る。今日は360 度の光景。
(西峰から)東峰を見る。今日も青空の下での山頂。
荒川東岳方面。改めて山また山の奥深さが南アルプスなんだ、と感じられる。
今日来た道を見下ろす。これからの長い道程にため息が出る。
蝙蝠岳。多分一生のうちに行くことのない山。
北荒川岳から見た塩見岳。太陽が上から射し込むといっそう迫力が増す。
(次の日に続く)