1935年旧国鉄佐賀線の鉄橋として筑後川河口に架設された全長507mにもおよぶ東洋一の可動式鉄橋で、筑後川をまたいで大川市と佐賀市諸富町をつないでいます。
筑後川の水位は干満差の大きい有明海に大きく影響されるため、列車通過通過時には、高さ約30mの鉄塔から可動桁を下げ線路をつなぎ、それ以外は船の往来のため可動橋を上げる構造になっていました。
1987年の佐賀線廃止に伴い、線路としての役目を終えましたが、町のシンボルである昇開橋を残そうという地元住民の強い要望により、1996年に遊歩道として復活しました。現在も大川を代表する風景のひとつとして市民から親しまれています。
可動橋は、午前9時から午後4時まで1時間毎の30分間、大川市と佐賀県諸富町をつなぎ歩いて渡ることができます。
※現存する可動橋の中では全国で最古のもので、平成15年5月に国の重要文化財に指定、平成
19年8月には日本機械学会の「機械遺産」としても認定されました。