再読のための覚え書き
ある微笑
フランソワーズ・サガン(1935-2004)
朝吹登水子訳
パリの大学で法律を学ぶ女学生のドミニックは、恋人ベルトランの叔父のリュックに惹かれる。
リュックには妻がいるが、ひと夏のアバンチュールとして、ドミニックを南仏の旅行に誘うのだった。
やがてドミニックは、本気でリュックを愛してしまう。
・・・・・・・・・・・・
主人公ドミニックの、聡明でいながら諦観と倦怠さを併せ持つ感性。
サガンの文章は、わかりやすく簡潔ではっきりしているものの、掬い取られた心のさざなみの陰影はとても奥深い。
2021.11.30読了
ある微笑
新潮文庫
昭和33年5月5日初版発行
昭和38年12月20日27刷
#本 #読書 #文学 #文庫 #サガン #ある微笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/2c/53feb135ed6d3673a7fd4e7845b74f66.jpg?1638324880)