再読のための覚え書き
無法松の一生
岩下俊作(1906-1980)
明治30年、九州は小倉。
人力俥夫の富島松五郎は、その喧嘩っぱやさから「無法松」とあだ名されるが、曲がったことの嫌いな裏表のない男でもある。
ある日、松五郎は少年が怪我をしたところに遭遇。松五郎はその敏雄を助ける。
敏雄の父の吉岡は陸軍大尉で、松五郎を歓待し、それ以来松五郎は吉岡家に出入りするが、美しい奥方の良子を見るたびに頬を赤らめるのだった。
だがある日、吉岡大尉は雨の中での演習で風邪をひき、急逝してしまう……。
2023.5.6読了
無法松の一生
角川文庫
昭和33年4月30日初版発行
旧仮名遣い
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