「イザベル・青春」
アンドレ・ジッド(1869-1951)
若い物書きのジェラールは、論文のための資料を求めて、没落貴族の古い館に逗留する。やがて、納屋で見つけた肖像画の女性イザベルに恋し、偶然、彼女が恋人に宛てた未読の手紙を発見してしまう……。
「狭き門」や「背徳者」などにある思想性は全く無く、未知の女性に対して焦がれる青年の心理と行動が、ややゴシックホラー的な雰囲気の中で描かれているのがおもしろかった。
2021.3.17読了
新潮文庫
昭和30年5月21日初版発行
昭和44年6月15日17刷
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