再読のための覚え書き
夜ひらく
ポール・モラン(1888-1976)
堀口大學訳
《カタローニュの夜》
「僕」は、スペインからフランスに向かう電車で、一人のスペイン女性と乗り合わせた。
ルメジオスと名乗るその女性は、政治犯として処刑された男の未亡人だった。
パリ市内で偶然、「僕」はルメジオスに再会し、心を奪われてゆく。
親密になった二人だが、ルメジオスは突然、「僕」に置き手紙をしてバルセロナに帰ってしまう。
「僕」はルメジオスを追ってスペインに向かうのだが……。
他、「トルコの夜」、「ローマの夜」、「六日競走の夜」、「ハンガリーの夜」、「北欧の夜」など、夜と女性をテーマにした短篇集。
2024.3.31読了
夜ひらく
角川文庫
昭和29年4月5日初版発行
旧仮名遣い
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