海の彼方より・聖ユルゲンにて
テオドール・シュトルム(1817-1888)
国松孝二訳
少年アルフレートが愛する少女イェンニーは、西インド諸島で生まれた混血児。ドイツでの教育を受けさせるために、父親の手によって母親と引き離されるが、イェンニーの母への思慕は募る……。《海の彼方より》
老婦人アグネスは独り、渡り鳥の燕たちを愛おしむ。若かりし頃許嫁も同然だったハルレの帰郷を待ち侘びながら……。《聖ユルゲンにて》
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「聖ユルゲンにて」は、悲話ではあるけれど、涙の後の清々しさのような、澄んだ美しさが読後に残った。
2021.3.23読了
岩波文庫
昭和15年1月23日初版発行
昭和49年1月20日27刷
旧仮名遣い
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