再読のための覚え書き
運命
国木田独歩(1871-1908)
《運命論者》
子どもの頃から信造は、父母の挙動に違和感を感じていた。
18歳の秋、父母が生みの親ではないことを知らされる。
信造は弁護士になり、仕事を通して知り合った里子と恋仲になり、結婚する。
里子の母は、不動明王を一心不乱に拝むようになり、信造には怨霊が取り憑いていると言うのだった……。
「人の力を以て過去の事実を消すことの出来ない限り、人は到底運命の力より脱るゝことは出来ないでしょう。」
他8編。
2022.11.17読了
運命
岩波文庫
昭和4年7月22日初版発行
昭和39年7月30日24刷
旧仮名遣い
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