再読のための覚え書き
カルメン
プロスペル・メリメ(1803-1870)
杉捷夫訳
考古学者の「私」は、スペインのコルドヴァに滞在中、犯罪人として追われているドン・ホセと知り合った。
その後、「私」が三度目にホセに会ったとき、彼は死刑判決を受け、囚われの身となっていた。
ホセは「私」に、彼の人生を狂わせたジプシーの女カルメンとの出会いを語り始める。
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ビゼー作曲のオペラにもなっている「カルメン」。オペラでは、ドン・ホセとカルメンの愛憎の物語だけが展開するが、原作では、スペインを舞台に、フランス人の「私」、ボヘミア人/ジプシーのカルメン、バスク少数民族のドン・ホセという、民族の違いも絡み合っておもしろい。
2022.1.22読了
カルメン
岩波文庫
昭和4年4月25日初版発行
昭和49年4月30日46刷
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