洛中在住

京都暮らし

土間・玄関

2010-06-10 | 町家 土間・玄関
一階 玄関・土間

町家の特徴として、玄関を開けたら真っ直ぐ奥まで歩いていける土間があります。
これを通り庭と呼び、ここには人も風も通るのです。

玄関扉からのれんまでの間はパブリックスペースで、店の間で商売をしている家では
業者さんが自由に出入りします。
そして、のれんから向こうは普通台所でプライベートな空間なので、奥には気楽に
入らないという見えない決まりごとがあります。

これは工事前の画像です。

うちは床を上げて現代キッチンになっているので、歩いて先には行けません。
のれんの奥が第二の玄関です。

車庫工事後、向って右側は漆喰壁と障子・ガラスになっております。


この不思議な絵のお札は角大師(つのだいし)といって、廬山寺など元三大師ゆかりのお寺で
授けられています。角大師というのは元三大師の化身なので、ものすごい御利益があるそうな。 
町家では割とよく貼られるお札で、これは節分に廬山寺へ求めに行きました。


玄関入って左側の漆喰壁に自転車かけをつくりました。


鰹節削り器を花器に見立てて柱に。



のれんの奥は第二の玄関です。
靴箱は場所をとるし、狭くみせるし、好みなのがないので、大工さんに棚を作成してもらいました。 


無印良品で布の箱など買って来て、この中に靴を収納。
靴箱のラベルには誰の、どんな靴が入っているか、ハンコを押してあるんですよ。
脱臭もかねて炭などを飾ったり。  
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