白いノート~アラフィフ南天の備忘録

50代半ばを過ぎました。日々気づいた事を忘れないよう書き留めていきます。

夏の読書

2010-08-20 14:07:12 | 読書感想文
読みたい本は私の心のバロメーター

ミステリーだったり、泥泥した愛憎ものや恋愛だったり・・・
○○賞受賞という話題の本は是非読みたいけれど、買ってまではなかなか・・・


   《万寿子さんの庭》 黒野伸一著

画像は、カバーがかかっているので表紙が見づらいかと思いますが
私はこのトレース用紙のカバーが気に入ったのでこのままアップさせてくださいね。

斜視というコンプレックスを抱く20歳の京子ちゃんと
少女のように乙女チックであり、偏屈な79歳の老女万寿子さんの心の交流、友情のお話。
最初、勝手に上品な女性万寿子さんを想像して読み始めたのですが、実は相当な強者キャラでビックリしました。
でも何ともチャーミングな人なのですよ。

ストーリーを追い、目が離せない小説とは違い
セミの声が一段落した夏休みの午後、扇風機の生暖かい風を受けながら読む
【大人の夏休みの読書】を満喫しました
読み終わると、鋏を持って庭に出たくなり、誰かと他愛のないおしゃべりをしたくなります


ところで!
書店で探しても探しても見あたらなかったこの本、本の推薦者でもあり御本の持ち主玉虫さんに
『貸してください』
とお願いしたところ快く承諾してくださり、早々に我が家のポストに届きました。

聞けば、お友達の所を転々としていたそうで
その中のおひとりが、こんな風にササ~っとトレース用紙のカバーをかけてくださった・・のだとか。

なんてステキなんでしょう!!!

本屋さんのカバーという手もありますが、それではあまりにも実用的過ぎ。
表紙がほどよく透けて、丈夫なトレース用紙が最適な素材ですね^^
栞も添えられていて、快適な読書タイムになりました。