白いノート~アラフィフ南天の備忘録

50代半ばを過ぎました。日々気づいた事を忘れないよう書き留めていきます。

福祉を志す高校生

2010-08-21 08:57:21 | 介護の仕事
《介護の仕事をしている人の話を聞いてくる宿題があるのでお話しを聞かせてください》

友人の次女Mちゃんからそんなメールが届きました。
高校2年生
総合学園の福祉科を専攻しています

・介護の仕事に就いた理由は何ですか?
・どんな業務をしていますか?
・介護の仕事のやり甲斐を感じますか?またそれはどんな時ですか?


既に施設やデイサービス、訪問介護の実習に出た体験を持つMちゃん
打てば響く応答をしてくれるので、つい私も力が入っちゃいました。
何を話してもMちゃんの目はきらきら輝いていてとても綺麗です

私はすっかり忘れていたのですが、Mちゃんは中学生の頃にも似たようなインタビューを
私にしてくれていたそうです。
今から3年前、介護の仕事を始めたばかりの頃の私はどんな事を話したのだろう・・・?

Mちゃんはあの頃と変わらず、ずっと同じ志を持って勉強し夢を追っているのですね。

特養に実習に行った時
認知症の方のケアや
おむつ交換
工夫されたレクを見学して
『私もあんな風になりたい!って思いました』と話してくれたMちゃん

なんて頼もしい事でしょうか
日本も捨てたもんじゃありませんね。

また同じ特養で職員同士が休み時間を利用して《おむつのあてかたの勉強会》をしていたのがスゴイ!とも言っていました。

どこの施設????って思わず身を乗り出してしまった私・・・^^;

お偉い様方にもの申す!
この澄んだ瞳を曇らせないよう、この国の福祉の充実をよろしくお願いしますよと言いたいですね。
高齢者の方や介護するご家族さんには安心を、働く人にとっては保障の充実を。

私が勤務する職場・・・・・・
とてもじゃない!輝くフレッシュさんを受け入れ、育て、学びになる現場であると
胸を張って言えない・・・・・・
恥ずべき事であり情けないです。。
  (いえ!他ではあり得ないほど業務内容は充実しているんですよ、念の為)

温かい心と高い志を持って飛びこんだ若い人達が幻滅してしまうような現場であってはいけない。
若い人が幻滅するような現場で、高齢者の方が安心して楽しく過ごせるわけないです。

賃金の高低だけでは計れない、大きなやり甲斐や魅力が現場にはある。
机上の勉強では掴めないぬくもりや、また厳しさの中から学べるものがあるのだと感じてもらえる現場。

高校生Mちゃんと話した事で、外側から見た自分、そして自分の職場を振り返る事ができ
衿を正さなければと思った1日でした。

忘れないようにしよう。