女性のための住まい相談室blog/女性一級建築士、整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーターと考える住まいづくり

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ウイーン/植物性化学物質研究所訪問(エコバウ建築ツアー2008③)

2008年10月25日 | ●ドイツ他エコバウ建築ツアー

10月4日 ウイーン視察一日目の午後には、
ハンスヴェルナー・マクヴィッツ氏(Hanswerner Mackwitz)のオフィス兼研究所、
アルケミア・ノーバ(alchemia-nova)、革新的植物性化学物質研究所にてレクチャーを受けました。
こういうところは、普通の観光では なかなか来ることができません。
オフィス兼研究所は、ウイーンの街が見渡せるとても眺めのよい5階。
改修された古い建物がオフィスです。
エレベーターもないため、5階まで息を切らしながら上りました。
螺旋階段は石造りで、踏み面はすり減っておりました。
アイアン手すりは、とても素敵でした。
レクチャーの内容は、
石油にすべて頼ってきたスクラップ&ビルドの物造りのピークは過ぎました。
これまで廃棄されていた果物の種や植物の繊維など、
植物を原料として破棄しても土にかえるようなクローズドサークルの製品造りする時代がきています、
というようなもの。
最近、日本でもトウモロコシでできたプラスチックなんていうのをよく聞くようになりましたが、
そのたぐいのものを研究されています。
用が済み、いらなくなって廃棄されてもやがては土に帰ったり、
環境に負荷を与えず再利用できるような素材、見つけ、考えることが仕事のようです。
所要時間は2時間くらいで少々疲れましたが、内容のあるお話でした。

アルケミア・ノーヴァ
革新的植物性化学物質研究所
Obere Viaduktgasse 2, Top 24 and 29, A - 1030ウィーン、オーストリア
http://www.alchemia-nova.net

左から、ホルガー・ケーニッヒ氏、石川先生、マクビッツ氏


窓際は、研究所っぽい雰囲気。ラベンダーからエッセンスを抽出している様子だった。
お茶の水博士の研究所みたいだ~と誰かが言っていた。


窓のからの眺めはすごく良い。教会の塔がみえる。


石油ピーク 実際の問題は・・
.....しかし、たいていの人はまだ、石油が増え続けることを信じている。


新しいデザインの法則は・・・
ゆりかごからゆりかごまで。
(ゆりかごから墓場までをもじったもの、循環してゆくことの意味)


ゆりかごからゆりかごまでの代謝とは
生物学的代謝と技術的な代謝があります。


植物から造られたプラスチックの展示がありました。


いろいろなものが、瓶に入れられて保管されています。


テーブルの上には、いろんな種類の種が。


これは、プラムの種をつかって造ってできた床材だったか?


研究所までの螺旋階段。


手すりはこんな装飾模様。



以下は、エコバウツアーの資料より

「自然を模したハイテクは我々の未来を維持できる可能性がある」

革新的植物性化学物質研究所の行動指針は以下のとおり。

●精製化学製品についての高度の知識
●再生可能な資源に基づいた維持可能な経済の振興
●「バイオ・カスケード」を通しての自然資源の最適な利用

「バイオ・カスケード」とは、「多機能性」および自然界にならった「閉ループのリサイクル管理」を意味します。
実際、これは多くの様態を持ち得る産物がいくつかの形態で役にたつ可能性を指しています。
例えば、野菜廃棄物の変容、自然物質の付加価値のある産物への転換、改善の概念の緻密化、
やがて来る太陽熱使用時代のための実用的装置の例示、革新的な応用技術などです。
別の例としては、果実、野菜、食品を加工する業界は毎年何百万トンという有機系廃棄物、副産物、残留物を生み出しています。

これらの廃棄物を再利用したり更に加工したりするための今日の技術は、
残留物にまだ含まれていて有用になる可能性のある一次的・二次的植物性産物についての知識が乏しいため、
限界のあるものになっています。
最近の暫定的ないくつかの研究結果によると、有機物廃棄物の埋め立て用、
堆肥用または動物飼料としての使途の他に、これらの副産物の多くは
動物や人間の健康にとって有益な食品や食品添加物生産の開始物質となる可能性があります。

研究所の中心的な目的は植物性化学物質の特性についての基礎研究をおこなうことです。
この研究分野は化学修士号をもつHanswerner Mackwitz(ハンスヴェルナー・マクヴィッツ)氏の学歴から発展したものです。
大学講師および研究所代表。1945年ドイツ・バイエルン生まれ、オーストリア、ザルツブルグで成長期を過ごす。
スイスのバーゼルとチューリッヒの大学で化学(修士号)と政治学(学位号)を専攻。

教育活動
オーストリア・アカデミーの環境科学研究所での助手、ドイツ、ボンおよびウィーン所在の議会におけるグリーン党のコンサルタント。
ウィーン工科大学、ウィーン経済・経営学大学、応用科学大学(ツルン、ヴィーゼルブルク所在)での講師。
2008年以降では、別府市所在の立命館アジア太平洋大学の国際原料流通マネジメントプログラム(IMAT)とドイツ、ビルケンフェルトの環境キャンパス(ECP)の双方の修士号課程に貢献。


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カテゴリー●印

2006年9月~2013年1月までの記事は、前職、地域ビルダー時代の記録です。