ミルキーウェイ銀河の何処かから、彗星 2I ボリソフ(Comet 2I/Borisov)が、将に太陽系を訪問していた。2019年8月30日、アマチュア天文学者ゲナディ・ボリソフ(Gennady Borisov)によって発見され初めて知られた星間の彗星が、2019年11月と12月の、これら二つのハッブル宇宙望遠鏡イメージに見られる。ハッブルが地球から約3億 2700 万キロメートルの彗星とダストの尾を追う中で、左図のボリソフの近くの遠い背景の銀河はぼやけている。右の 2I/Borisov は、太陽に最も近い近日点の直後に現れている。ヨーロッパ南天文台の観測は、この彗星は、2019年の近日点通過の前には、いかなる星の近くをも通過しないだろうことを示している。約2億 9000 万キロメートルの距離への我々の惑星へのボリソフの最接近は2019年12月28日であった。ハッブルの鋭いイメージでさえ彗星の核は解読できないが、その直径が1キロメートル未満との推定につながった。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<火星探査>
今日のテーマ: ジグザクの溝を持つカイゼル・クレータ砂丘 (リコネッサンス)
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<お知らせ>: 今日18日、月探査復帰の最初となる、アルテミス1号月大型ロケットの搬出が予定されています。中継放送時刻等はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。