天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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2月28日:大マゼラン雲の N159

2017年02月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この差渡し150光年のガスとダストの宇宙の渦はあまり遠く離れてはいない。それは、我々の衛星銀河、僅か18万光年にある大マゼラン雲のタランチュラ星雲の南に横たわっている。大規模な星が中につくられた。それらのエネルギーに満ちた放射と強力な星の風はガスとダストを彫り、この HII 領域の輝きにパワーを供給し、放射星達の Henize カタログと、 N159 としてマゼラン雲の星雲の中に入っている。上および中央左の明るい、コンパクトな、蝶形の星雲は、恐らく形成の非常に初期の段階の大規模な星達を含んでいる。ハッブルイメージで初めて解読されたこのイオン化されたガスのコンパクトな点は、パピヨン星雲(Papillon Nebula)として知られるようになった。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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2月27日:ハッブル、「腐った卵」星雲で光り輝く星の死を捕える

2017年02月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽のような低質量の星の死の壮観な例、技術的には OH 231.8+04.2 の名を持つヒョウタン星雲(Calabash Nebula)がここに描かれている。 NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられたこのイメージは、周囲の宇宙にガスとダストの外層を吹き飛ばしている、赤色巨星から惑星状星雲へ急速な変化を経験している星を示している。最近放出された素材は巨大な速度で反対方向に吐き出され、黄色で示されたガスは毎時100万キロメートルで近くに動いている。天文学者達は、それが天文の語で瞬きの内に起こるので、その進化のフェーズで星を滅多に捕えることができない。この星雲は、次の千年の間に、成熟した惑星状星雲に進化すると期待されている。それが硫黄元素を多くを含むので、腐った卵星雲(Rotten Egg Nebula)としても知られている。しかし、幸運にも、それは、地球からは遠いとも座の 5,000 光年超に住んでいる。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

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2月26日:コルシカ島上空でドラゴンを追う

2017年02月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケは、地中海のコルシカ島上空のドラゴン宇宙船のこのイメージを投稿しコメントした。「国際宇宙ステーションの下のドラゴンの完全な接近。コルシカを400キロメートル下に、5キロメートル離れて飛んでいる。視界は最悪ではない。」 4日前打上げられたスペースXドラゴン宇宙船は、2017年2月23日に、国際宇宙ステーションとランデブーし、調査機器、貨物、補充用品などを届けた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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宇宙Xドラゴン捕獲の24時間後にプログレス66号貨物船が到着し国際宇宙ステーションに接続する宇宙船は4機になった。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: 上のリンクから。

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2月25日:ヨーロッパの宇宙ポートの三つの打上台

2017年02月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2012年に、仏領ギアナのヨーロッパの宇宙ポートから離昇する三つの発射装置が見られる。重量級アリアン5、中間のソユーズ、小型のベガ、今、一連の打上サービスと能力をヨーロッパに提供している。そのトリオの、組み立て、最終準備、搬出、離陸の、新しいビデオを見よう。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<ビデオ>: イメージをクリック

<お知らせ>: 国際宇宙ステーションにおけるロシアのプログレス66号貨物船の2月24日のドッキングは、日本時間午後5時30分に完了しました。23日のスペースX社のドラゴン貨物船の捕捉・設置と合わせて、当面の補給作業は一段落です。

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2月24日:NASAの望遠鏡、一つの星の周辺に、最大の束の、地球サイズのハビタブルゾーン惑星を明らかにする

2017年02月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのスピッツア宇宙望遠鏡は、一つの星の周りに七つの地球サイズの惑星の初めてのシステムを明らかにした。これらの惑星の三つはハビタブルゾーン(生物生息可能域:図中緑の部分:下は太陽系の例)にある。この発見は、我々の太陽系の外で、一つの星の周りに発見されるハビタブルゾーン惑星の最大数の記録を作った。これらの七つの惑星の全ては液体の水を持っているかもしれず、その可能性はハビタブルゾーンの三つで最も高い。

<出典>: 「系外惑星(Exoplanets)」

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<ひとこと>: このシステムはトラピスト1システム(TRAPPIST-1 planetary system)と呼ばれ、現代の宇宙探査の最大の命題の一つ、地球以外の生物の発見に道をつける大きな業績の一つです。この発見には、ハッブル、ケプラー望遠鏡等も関わっており、記事は多数掲載されています。スピッツア宇宙望遠鏡の発表の全文翻訳は、「ホームページ」の特集 「一つの星に束の生息可能域惑星」 から。
なお、スピッツアは赤外線宇宙望遠鏡であり、既に赤外線望遠鏡に必要な保冷剤を使い果たしており、現在は使用できる範囲での観測を続けています。

<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでのスペースXドラゴン貨物船の捕獲は、東部標準時午前5時44分(日本時間午後7時44分)に遂行されました。なお、今夕、ロシアのプログレス貨物船のドッキングが予定されています。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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2月23日:ジュノからの木星の南周辺に渦巻く雲/お知らせ

2017年02月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノは木星に接近する四回目のパスを完了した。2011年に地球から打上げられ、去る7月に木星に到着したロボット探査機ジュノは、11日前に、我々の太陽系最大の惑星の周辺の最新の楕円軌道を終わらせた。そのパスからここに描かれている木星の南半球の新しい高解像度イメージは、渦巻く雲のシステムの魅了するつづれ織りをかたどっている。太陽が右上から射していることを意味する昼夜の明暗境界線が下部を斜めに横断している。大きなオーバルBAが右端にオレンジ色で見える。木星の雲の渦の詳細と色の理由は現在分かっていない。ジュノの計画的な6年間のミッションは、木星が、その濃い雲の下に固体のコアを持っているか否かの判断の試みを含む新しい道で、ジュピター神の巨人を調査するだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<ひとこと>: ジュノは前々回木星に接近したときの故障への対処から、予定されていた軌道の縮小を中止し、更に一回先の長円軌道を周回することになりました。

<お知らせ>: 昨日中止になったスペースX社のドラゴン貨物船の国際宇宙ステーションとのランデブー及びドッキングが今夜予定されています。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
なお、放送開始後の中止・変更はお知らせが間に合いませんのでご了承ください。

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2月22日:渦巻銀河 NGC 5033 の中央/お知らせ(至急)

2017年02月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

渦巻 NGC 5033 の中央に、ある円を描く、あるエネルギーに満ちた、あるよく理解できない、多くのことが起きている。 NGC 5033 は、その核に見られる大きな活動のゆえに、セイファート銀河として知られている。明るい星達、暗いダスト、星間のガスの全ては、超巨大ブラックホールから僅かに離れて見られる銀河中心のまわりに高速で渦巻いている。このオフセットは、過去10億年の何時かに、他の銀河と併合した、 NGC 5033 の結果であると考えられる。このイメージは2005年にハッブル宇宙望遠鏡でとられた。 NGC 5033 は幅約10万光年、我々は約 4,000 万年前に存在したそれのみを見る距離にある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ(至急)>: スペースX社のドラゴン貨物船の国際宇宙ステーションとのランデブー及びドッキングは一日延期されました。

スペースXドラゴン貨物船の国際宇宙ステーションとのランデブーは、搭載コンピュータが宇宙ステーションの位置に関するデータの不正な値を認識し、東部標準時午前3時25分(日本時間午後5時25分)に中止された。宇宙船の24時間内の他のランデブーとドッキングの試みは自動的にリセットされた。宇宙船自体は問題なく、宇宙ステーションクルーも安全である。次のランデブーの試みは木曜日の朝が目標とされている。NASAテレビの放送は、午前4時(日本時間午後6時)に始まり、午前6時(日本時間午後8時)の捕捉、インストールは午前8時(日本時間午後10時)が予定されている。中継放送時刻等は 「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

一方、ロシアのプログレス66号は22日2時58分に打上げられ、国際宇宙ステーションに向かいました(右図)。

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2月21日:氷河の余震、南極の氷山を生む/お知らせ

2017年02月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

パイン島氷河(Pine Island Glacier)は南極海に氷の塊を流した。この流出は2014年と2015年に裂けた氷山と比較して小さかったが、この出来事は氷棚のもろさの更なる証拠である。パイン島は、南極西の氷床の、内部から海へ動く主な氷河の一つである。それは既に、年間約79立方キロメートルの多量の氷をパイン島の湾に届けている。しかし、科学者達は、その証拠が将来の氷の一層速い消失を示しているので、詳細にこの氷河を監視している。このような後退は、内陸の氷の海に流出を提供し、棚の支持効果を減少させ、最終的に融解して海面を上昇させる。ランドサット8号のオペレーショナル地面画像装置(OLI)は、2017年1月26日に、パイン島氷河の浮遊する端のこのイメージを捕えた。約1キロメートルほどの氷が、棚の正面から分離しているのが見られる。氷河学者によれば、この出来事は、2015年7月のそれより約10倍小さかった。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間明日22日、 ① 午後2時30分から、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からの国際宇宙ステーションプログレス66号貨物船の打上中継(打上 02:58 PM)、  ➁ 午後6時30分から、昨日打上げられた「スペースX」 CRS-10 ドラゴン貨物船の国際宇宙ステーションとの並走、捕獲(捕獲 08:00 PM)、 ③ 午後10時30分からドラゴンのステーションへのインストールが予定されています。中継放送を見るには「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

 

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2月20日:スペースX CRS-10 ドラゴン打上げられる

2017年02月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションに補給物資等を運ぶスペースX社の CRS-10 ドラゴン貨物船は、予定を一日遅れて日本時間2月19日日曜日午後11時40分過ぎに打上げられた。右下のイメージは打上9分13秒後(大判から右上のカウンターを参照)の状況。図中左は打上ロケットファルコン9が既に打上施設に戻って回収されている。これは現状ではスペースX社のみの技術である。右は第2段エンジンが点火され燃焼しているところ。イメージはそれぞれNASAテレビから。打上が一日遅れたことから、国際宇宙ステーションでのランデブーと捕捉は2月22日になる予定。

(お詫び): 打上が急遽一日遅れ、またNASAの中継方式が変更されたことから、ご覧になる方には迷惑を掛けたかもしれない。

 

<出典>: オリジナル  

<大判>: イメージをクリック(左上の大判は省略)

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2月19日:国際宇宙ステーションの月面通過/お知らせ(至急)

2017年02月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2月4日に月の前を通過する国際宇宙ステーションのこのイメージは、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケが誕生したフランスのルーアン(Rouen)の町からとられた。トーマスは、今、プロキシマミッションの一部として科学実験を行ない、ステーションで6ヵ月を過ごしている。天体写真家 Thierry Legault は、その時、トーマスとルーアンとの結びつきを知らなかった。彼は、最初にルーアンからステーションの通過を追ったが、曇りのためにこの連続を捕えることができなかった。2日後に、繰り返される曇りにもかかわらず、ルーアンでトランジット・ラインが通過し Thierry は成功した。彼は、昼光の下、この 0.4 秒のトランジットを撮った。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: トランジットのビデオは https://www.youtube.com/watch?v=kTGYdfMcl1M から。 Thierry Legault のホームページは http://www.astrophoto.fr/ から。

<お知らせ> 国際宇宙ステーションに向かうスペースX社のドラゴン貨物船の打上は、一日延期され19日日曜日11時以降になりました。中継放送は午後10時45分からです。「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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2月18日:国際宇宙ステーション太陽面通過/お知らせ

2017年02月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この10フレームからなる合成イメージは、2016年12月17日土曜日に、カリフォルニアのニューベリパークから見た、秒速約8キロメートルでシルエットで太陽面を通過する、NASAの宇宙飛行士達シェーン・キンブロー、ペギー・ホイットソン、ロシアの宇宙飛行士達アンドレイ・ボリセンコ、セルゲイ・リジコフ、オレグ・ナビスキー、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケの6名のクルーが乗った、国際宇宙ステーションを示している。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間明日18日夜、国際宇宙ステーションに向かうスペースX社のドラゴン貨物船が打上げられます。なお、打上予定時刻は19日午前0時1分です。中継放送は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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2月17日:太陽系ポートレイト/お知らせ

2017年02月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1990年のバレンタインデーに、太陽から64億キロメートルを旅していたボイジャー1号宇宙船は、この初めての太陽系ファミリーのポートレイトをつくるために、最後にもう一度振り返った。この完全なポートレイトは、黄道平面上32度の有利な視点からとられた60のフレームの合成である。その中で、ボイジャーの広角カメラ・フレームは、左の内部太陽系から、右の太陽系で最も外の惑星、ガスの巨人海王星へと繋がっている。金星、地球、木星、土星、天王星、海王星の位置は文字通りに示されているが、太陽はフレームの円の中央近くの明るい場所である。それぞれの惑星の差込みのフレームはボイジャーの狭いフィールドカメラからである。ポートレートで見えないのは、太陽に近過ぎる水星、不幸なことに、火星は、カメラの光学システムによって散らされる日光で隠されている。その時海王星より太陽に近く、小さく微かな冥王星の位置はカバーされなかった。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: 日本時間明日18日土曜日夜10時半から、国際宇宙ステーションに向かうスペースX社のドラゴン貨物船の打上中継放送があります。放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。なお、宇宙ステーションへの到着は2日後の20日です。

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2月16日:宇宙ステーションから見た青いジェット(昨日の記事の続き:ヨーロッパ宇宙機関)

2017年02月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

超高層大気への捉えどころのない放電:赤いスプライト、青いジェット、ピクシー(pixies)またはエルブス(elves)。パイロットによって報告され、雷雨の上に起き、調査するのが難しいこれらの存在は、長い間議論の対象であった。2015年の国際宇宙ステーションでのミッションの間に、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士アンドレアス・モーエセンは、これらの瞬間の形を探すために、軌道の最前線で最も高感度のカメラで雷雨を撮るように依頼された。デンマーク宇宙協会は、40キロメートルにも達する脈動する青いジェットを含め、高度18キロメートル付近で何キロメートルにも広がる青いフラッシュを確認し、今、その成果を発表した。ビデオは、彼が時速 28,800 キロメートルでベンガル湾を飛んでいたときに記録された電気現象を示している。

<出典>: 「Iris mission (ESA)」

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<ひとこと>: ビデオは 観測ビデオ(無声) 及び 観測者発表(英語) から。右図は別の機会に撮られた赤いスプライト(昨日の記事と同じ)。

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2月15日:赤いスプライトと暗い地球

2017年02月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは2015年4月後半に軌道を周っている国際宇宙ステーションからとられ、右端にステーションのロボットアーム、左端に太陽電池板の一部を示している。この珍しいイメージには、イメージの右側の明るいエリアの上に、かすかに見ることができる赤いスプライト(sprite)がある。この明るいエリアと赤いスプライトは、より典型的なタイプの白い光と異なる稲妻のタイプである。スプライトは300年の間逸話として報告されてきたが、それらは、偶然に、1989年に初めてフィルムに捕らえられた。それらがどのように起きるかを含む、大気の広域な電気回路の影響、それらが青いジェットまたは地球のガンマフラッシュのような他の上層大気の稲妻の現象に何か関連があるのか、スプライトには多くの疑問が残っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<ひとこと>: 稲妻が大気と地球の電位差によって地上に向かって放電されるのに対して、スプライト現象は更に上層大気との電位差によって宇宙に向かう放電現象です。この現象は稀にしか起こらず、瞬間的で、また地上からは確認できないので、長い間高層大気を飛ぶ航空機のパイロット達の間で未確認の話題として取り上げられる程度でした。国際宇宙ステーションが飛ぶようになって雷を見下ろされるようになり、スプライトが確かなものとして調査されるようになりました。2011年の国際宇宙ステーションでは、日本の古川飛行士が研究者達の依頼を受けて計画的に調査しています。

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2月14日:NGC 4414:羊毛に覆われた渦巻銀河

2017年02月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この羊毛の渦巻はどれくらいの質量を隠しているのだろう? 羊毛の渦巻銀河 NGC 4414 のこの真の色のイメージは、この疑問に答えるためにハッブル宇宙望遠鏡でとられた。このイメージは、詳細な宇宙の地図を作りあげるプロジェクト、スローン・デジタル・スカイサーベイ(Sloan Digital Sky Survey, SDSS)からのデータで補充された。はっきりした渦巻の腕のない銀河達、羊毛の渦巻は、銀河の全く一般的な形であり、 NGC 4414 はその最も近い一つである。渦巻銀河の見られる端近くの星達とガスは、目に見えない大量の暗黒物質からの重力が互いにそれらを保つために存在しなければならないほど速く中央を周っている。 NGC 4414 の知られている物質と暗黒物質の分布は、人類が、残りの銀河と、推論によって、一般的な羊毛の渦巻を補正するのを援けている。さらに NGC 4414 までの距離の更正は、人類が全ての可視の宇宙の宇宙論的距離のスケールを調整するのに役立っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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