1月21日、空に明るい光の尾を引きながら異物が地球に衝突した。この束の間のフラッシュは惑星金星より明るい流星火の玉(fireball)であった。このような明るい流星は小さな天体が大気を叩くときに生じ、全てあるいはほとんど全てが摩擦によって燃え尽き、あるときは突然爆発する。毎日、惑星間ダスト、流星体、小惑星など、約54トンの地球外の素材が地球に到達する。このような火の玉は毎年何百回も地球をたたくと推定されるが、全てがカメラに捕らえられまた明るく輝くわけではない。この火の玉の満月ほどの明るさから、専門家達は、その速度、組成、その他の特徴から、当初のオブジェクトが、数十センチメートルから1メートルの大きさに及んだかもしれないと推測している。この印象的なショットは、英国、コーンウォール北東の海岸のリゾート地で、国際時間23時24分に、カメラマン Chris Small によって捕えられた。ヨーロッパ宇宙機関の NEMO と呼ばれる新しい警告システムもまた、発生直後にこの出来事を拾い上げた。この NEMO システムは、リアルタイムに近い写真をとるために、世界中の火の玉を追い、またヨーロッパの地球防護オフィスの一員でもある。
<出典>: 「ヨーロッパ宇宙機関(Safety & Security)」
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<ひとこと>: 個人の撮影です。著作権に注意。
<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは、今日31日夜、ノースロップ・グラマンシグナス貨物船切離しが行われます。中継放送時刻等はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。