土星の氷の月ミマスが惑星の巨大なリングで小さく見える。左下のミマスは小さく見えリングが巨大に見えるかもしれないが、実際はそうではない。科学者達は、リングはミマスの大きさのほんの数倍でしかない、あるいはミマスの質量の一部でしかないと考えている。宇宙船がリングの近くを飛ぶときに宇宙船からの信号を追うことによって、カッシーニは、土星のリングの質量がミマスの質量の数百分の一であることを判定することが期待されている。広大なエリアに拡散した氷の粒で構成されているリングは、一般的には家の高さほどもないほどに極めて薄い。リングは驚くほど少量の素材で構成されている。ミマスは幅396キロメートルである。このイメージは、土星から約 907,000 キロメートルで、2016年7月21日に、カッシーニ宇宙船の広角カメラの赤でとられた。イメージスケールはピクセル当たり54キロメートルである。
<出典>: 「土星探査宇宙船カッシーニ(Cassini)」
<大判>: イメージをクリック
<ひとこと>: 昨日の記事を補足し、新しい土星探査宇宙船カッシーニの記事を取り上げました。カッシーニは11月29日の衛星タイタンのフライバイによって軌道を変え、12月以降リングと交差する軌道からリングの粒を調査します。
<お知らせ>: 明日12月1日夜、プログレス貨物船が国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられます。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。