ヨーロッパ宇宙機関のインテグラル宇宙天文台は、絶えず変化する強力かつ激しい宇宙を、ガンマ線、X線、可視光線で観測して、15年間地球を周ってきた。超新星爆発、怪物ブラックホール、最近の重力波に関係するガンマ線をも調査して、インテグラルは、我々の高エネルギーの宇宙への理解を広げ続けている。このイメージは、2002年10月17日の打上から今年の10月までの宇宙船の軌道を視覚化している。インテグラルは非常に変わった軌道で旅している。これまで、軌道平面を持つように遠点・近点を変化させてきた。軌道は、近点で2011年10月25日に地球から 2,756 キロメートル、遠点で2日後に 159,967 キロメートルにまで及んだ。この種の軌道は、この衛星の殊の外敏感な測定を妨げる地球周辺の放射帯から、ほぼ一定の背景を持つ長期間の連続的な観測を提供する。2015年に、宇宙船のオペレータは、機関のガイドラインに沿って宇宙ゴミを最小にするために、2029年に最終的に大気へ入るように、慎重に四つの推進装置の点火を行った。。この軌道の変化は、左の広い間隔の軌道イメージに白で示されている。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
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