地上の重力では、熱い空気が上昇し、膨張し、炎は涙の形をしているが、空気で満たされた国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力では炎は球体となる。火炎は酸素の急速な獲得であり、宇宙の炎はあらゆる方向からランダムに浮かぶときに新しい酸素分子と出会い、包み込み、球体をつくり出す。宇宙ステーションの燃焼統合ラックで撮影されたこの注目されるイメージでは、球状の炎が熱く輝くすすの集団を包んでいる。酸素のない、空気のない宇宙の真空の中では、火はすぐに消えてしまう。火炎に関わる化学反応の多くは複雑であり、微小重力での実験は、人類が火をよりよく理解するだけでなく、火を消す方法にも役立っている。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。